エボラ | 旅人日記

エボラ

Evora1 ポルトガルに来て2週間。そろそろスペイン経由でモロッコに入る向かうとしよう。
リスボンから直行便のバスでスペインに入ってもよかったんだけど、途中のエボラという町が世界遺産だっちゅうことでついでに寄り道していくことにした。

リスボンからバスで2時間、エボラの町に到着。んで、そのまま荷物を持って町見学。
エボラは城壁に囲まれた小さな町だ。
小さな町なので荷物を担ぎながらでもそれほど苦にはならない。
2~3の教会を見学したが、どれもあまり見ごたえのあるものではなかった。
内壁を人骨で埋め尽くした「骸骨礼拝堂」なるものはちょっと面白かったが、礼拝堂そのものが小さすぎていまいち迫力に欠ける。
ローマで見た骸骨教会の方がよっぽどすごかったなー。

Evora2 バスターミナルに戻ってスペイン行きのバスを探す。
ところがここからはスペイン方面に行くバスはないようだ。
リスボンまで戻ればセビーリャ行きの夜行バスがあるのは知っているのだけれど、引き返すというのは気分的に好かない。
金銭的にももったいないので別ルートを探していると、ファロという南海岸沿いの町に行くバスがあるのを発見。
そこからスペイン行きのバスがあるかどうかは、ターミナルの人も知らないようであったが(知っとけよ)、まー行けばなんとかなるであろう。

バス待ちの間、日本人旅行者と話す機会があった。
70過ぎのおじさんたちで、ツアーではなく個人で来ているとのこと。
元々は同級生だったという3人組。なんかいいなー、そういうの。
俺が2年半以上旅しているというと、もの凄く驚かれた。
しきりに「親がよっぽどお金持ちなんだねー」とかいわれたけど、いやいや一応自分で稼いできてますがな(苦笑)。
「日本の飴だよ」といって「サクマドロップ」をたくさんいただいてしまった。
缶入りのドロップ飴・・・めちゃくちゃ懐かしい代物だ。まだ売ってたんですね、コレ(笑)。

午後6時発のバスで4時間かかってファロの町に到着。
スペイン行きのバスを調べると、朝8時発のセビーリャ行きがあるとのこと。よしよし。
すでに観光案内所は閉まっており、この町の安宿情報も持ち合わせていない。
今から宿を探すのも面倒だな・・・。野宿にしてしまうか。

港の前のベンチに寝袋を敷いて就寝。
この辺りは冬季でも暖かい地方なので、野宿も比較的快適である。
若かりし頃にヨーロッパを野宿ばかりで旅していたのを思い出すなぁ。