菅内閣には令和時代の政治を期待したい | 気ままにNewsPicks

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各種ニュースやニュースサイトを読んで、感じたことを気ままに書きます。とっても論理的だったり、とんでもない発想だったり!?

菅幹事長が自民党総裁に立候補し、

事実上確定で総理になることが見えました。

 

「菅総理」と書くと、

菅直人総理と間違いそうです^^;

 

このあとは菅直人さんについては全く書きませんので

菅と書いてあれば、「すが」とお読みくださいませ^^♪

 

 

菅さんは、「令和おじさん」として有名ですが、

元祖「平成おじさん」こと小渕恵三氏も、その後

総理大臣になりました。

小渕さんも、総理になりたいとギラギラしていた人

ではなく、自民党のゴタゴタの中、推されてなった人

でした。

 

小渕さんも、というのは、

菅さんも、ギラギラではありません。

まわりに、総理大臣になりたくてたまらない人が

何人もいる中、本人は自分はサポートタイプだと

認識していて、決して前に出たがりの人ではない。

 

世襲議員で小さなころから上を目指してきた人

たちとは全く違う。かなりの苦労人だ。

 

高卒で段ボール工場に住み込みで働き、

中卒の人たちとも毎日、将来について話して

いたらしい。

そんな中で、自分たちや日本を変えるのは、

政治だ、ということで、一番学費が安かった

大学の二部(夜間)で、政治を学ぶ。

 

そんな人が、総理大臣になる。

最近ではあまり見当たらない全うな政治が

期待できる人だ。

 

麻生氏と二階氏が牛耳っている今の自民党。

菅氏は、安倍首相の辞任について、

公表のギリギリまで教えてもらってなかった

ということだが、そうだとしても感づいていたで

あろう。その裏で二氏が次の総裁を決めていた。

 

岸田、石破、河野、稲田など、ギラギラと手を

あげたがっている人たちの中、本気で手は

あげませんと思っていたと思われる菅氏。

 

ダチョウ倶楽部のギャグを思いだす。

みんな自分、自分と手をあげている中、

菅くん君もあげなさいよと促され、

しぶしぶ手をあげると皆手をさげて

「じゃーどーぞ」みたいな。。

 

「自ら立候補の意思を伝えた」なんて

報道されているけど、実際は説得された

のでしょう。

「支援をお願いしたいと述べた」とも

報道されているけど、

いやいや、「支援するから」と言われ

受諾とともに、「お願いします」と言ったの

だろう。

 

犯罪の犯人のコメントがニュースで流れる

ときを思い出す。

「容疑者は私がやりましたと供述している」

とよく言われるが、

そんな丁寧に言うことはないだろう。

「お前がやったんだな」という問いに対して

「おー」とか、うなづいたりしただけで、

そのような供述となっているだけ。

 

ただ、非常にまじめな人なので、

「やるからにはしっかりやります」と

言ったことであろう。

 

問題はこれから。

 

安倍首相は、

憲法改正、北方領土、拉致問題、

日本史の教科書に残るようなことを

やりたかったわけであるが、

あと1年ではすべて無理となったところで

心の支えがなくなり、身体にも影響が

でてしまったのではないかと思う。

 

唯一の支えが、在位一位。

これを超えるまでは何とか持ちこたえようと。

それが達成すれば本当に何もなくなる。

やることなすことすべて批判されるような

気になってくると、明らかにメンタルに影響する。

 

そして今見落としてはもう一つの大きなポイント。

オリンピック。実際のところは、来年には実施

できない。それを決めなければならない。

何らかの代替手段を考えることも苦痛でしかない。

 

オリンピック中止を決断する総理には

なりたくないという心理が働くことは容易に

想像できる。

 

菅さんは、それをしなければならない。

ただ、自分が積極的に誘致したわけではない

ので、たんたんと事務的に処理を進めることで

世間からのバッシングはないであろう。

 

米国の大統領がどちらになるか、

これはまだわからないが、どちらになっても

菅さんならうまくやれるだろう。

少なくとも、大統領選までにトランプ氏と

直接会うことはないだろうから、蜜月感を

出す必要もなく、冷静に見ていることができる。

 

ちなみに、菅さんは小柄。

トランプと並んでいる写真を見ると、

大人と子供のよう。

しかし白鵬と炎鵬のようにも見える。

菅さんには、炎鵬のような立ち回りを

期待したい。

 

本人も含めて皆、

1年間のショートリリーフと考えて

いるだろうから、意外とノビノビと

政治ができるかもしれない。

 

菅さんの考えで、事が運べるなら

どこかでやる総選挙も勝ち、

意味のある政権運営ができるように

思える。そうすると来年9月以降も

続投する可能性がある。

それが一番よいシナリオかも知れない。

 

一番悪いシナリオは、

菅さんをみこしの上にあげて、

実際は、重鎮たちがコントロールし、

菅さんの意図とは関係なく政治が進む。

 

組閣でそのどちらかが見えてくるだろう。

 

昭和・平成と同じスタイルでは

同じことを繰り返すだけ。

 

令和おじさんには、

令和の新しい政治を期待したい。

 

安倍晋三さん、おつかれさまでした。

議員としては残るようですが、

よきアドバイザーとして菅さんを

サポートしてあげてください。

 

ちなみに私の政治観は是々非々です。