紅白歌合戦も終わり、年も改まった日に、

ようやく録画していた「どうする家康」を見終わりました。

世間では酷評されているものの、どうしてどうして面白かった~!

まあ、今まで散々痛い目見てきた方々が落ち目のジャニーズを相手に

言いたい放題言える時代になったので、言わせておけばいいわ!と私は思う。

いち視聴者として、楽しめました。

 

 

酷評される理由が視聴率ワースト2とかに由来するものは、

今の時代に視聴率という時代遅れの物差し出してきた時点でとっとと帰れと思うし、

出演者の演技がとか、配役がとかいうのも、

ぶっちゃけ自分の好みの人間据えて妄想しとけと思う。

文句言うだけなら誰でもできるわい。

 

 

大河ドラマは歴史に基づいたフィクションであって、

ドキュメンタリーではないので、

脚本家が相応の潤色をもってストーリーを描くもの。

時代考証はされているけど、それはあくまで衣装や小道具、立ち居の話であって、別に戦国時代に「愛」だの「平和」だのを語るような大名がいるわけないって話にはならないのよ。

そういうとこ突っつくなら「その時歴史は動いた」とか見てて。

こういうとこ突っ込む人はキングダム観てても同じこと言うんかな~w

キングダムなんかもっといろいろ酷いよ?

あっち漫画で、こっちドラマなんだから、同じようなもんでしょw

 

 

個人的には、今回「天下統一」をするのが戦国大名の目標的な描かれ方がなかったのがまず好印象◎。これゲームの影響が強いと思うけど、天下布武いうてた信長以外ほとんどの大名は領地の経営と外敵対策に追われて、そんな広義の思想持ってなかったと私は思ってるわけ。いままでだと、すぐどいつもこいつも天下を取りに上洛して天下に号令とかしようとするし、そういう視点だけで計ると浅井長政とか朝倉とか北条とかの人生観が理解できんのよね~。

 

 

「どうする」の中では、序盤は今川義元に感化され、信長に流され右往左往し、信玄にあしらわれ、乱世の波を泳ぐことに必死だった家康が、終盤は、信長・秀吉の死を踏み台に、「乱世の亡者」と対峙していく家康って魅力的なテーマだったなあと思うわけ。

序盤で宣言した家康の「誰も家中の者を死なせない」、愛する瀬名と約束した「戦のない世の中を作る」に、もがきながら、いろんなものを捨てながら、邁進していった挙句、「多くの者を殺してきただけじゃ」と振り返り、戦国の暗い部分を全部背負って「儂は行く」と言い切った家康は、乱世の終息者としての境地を見事に表しえていたと思う。

 

 

ま、現実はこんなに奇麗じゃきっとないだけど、

大河ドラマとしては、よくできていたよ!

 

 

家臣団の面々も、よく個性を出せていて面白い人物像を作れていたし、

何より愛着があった!

ただ強いだけの本田忠勝ではないし、

本来あれほど脚光を浴びることのない渡辺守綱や鳥居元忠でさえ、

キャラクターが立ってた。

今川義元もかっこよかった~^^

目で人を殺せる信長も、とにかく小ずるい秀吉もよかった~。

今まで見たことない演出とセリフ回しが印象的でした。

 

 

最初家康がうさぎの彫り物で遊んでいるシーンが出てきたときは

「大丈夫か?!」と思ったけどねwwww

海老すくいに救われつつw、

信長殿に「見んと殺すぞ」と脅され続け、

本田正信の食いっぷりと、とぼけっぷりに唖然とし、今年も完走できました!

受信料払ってる甲斐があったw

 

 

出演者のみなさん、製作者のみなさん、ありがとう!

面白かったよ~。