シェリル・サンドバーグはFacebook COOにして、最強のTop2と評されることが多い。
これは女性ならではの身の置き方ができることも幸いしているのではないかと私は思っている。
CEOのマーク・ザッカーバーグをたてつつ、しっかり説得することもできる彼女の働き方には、
母親(2子の母)になってできるようになったことや女性らしさが生かされているのではないかと思う。


FacebookがIPOでニュースになっている今ほどシェリルが有名になっていなかった2010年、
彼女がTEDでスピーチをした。


「何故女性のリーダーは少ないのか」

日本語字幕付きはこちら->☆☆☆


このスピーチでは、一個人にできることに焦点を当てて、女性に3つのことをアドバイスしている。
1)交渉のテーブルにつくこと。意志を伝えること。
  女性は男性に比べて自分に自信を持っていない傾向にある。
  これはたとえ女性の方が優秀だとしてもそう。
  女性はもっと自信を持っていい。

  女性の方が交渉をしない傾向にあるけれども、成果は自分の実力だと認め、認識し、
  自信を持って自分のために交渉してほしい。


2)パートナー(夫)と本当のパートナーになること。
  家庭よりも職場でのほうが女性の社会進出のためのサポートは整ってきている。
  データに如実に現れているのは、女性は男性の2倍の家事、3倍の育児をしているということ。
  
  女性よりも男性に、より大きな成功を期待をする社会も問題。男性が家庭のことをしやすくしないと。
  

3)しっかりと留まること。
  子どものために時間に余裕がほしいと仕事に手を挙げなくなる女性が多い。
  子どもができてからならまだしも、
  その随分前から家庭に入ることを考えて遠慮している女性がいるけれども
  結婚の予定もない時から遠慮してどうするの。
  子どもができたら仕事に集中できないこともある。今積極的に仕事をしてほしい。




どれも実感の沸くことだけれども、スピーチの中でも特に納得したのは
・出世する程男性は印象も良くなるけれども女性はその逆であることが多い。
・The most important career choice you'll make is who you marry.
・女性が家庭外で活躍する自由、男性が家庭で活躍する自由を実現しましょう。
ということ。

男性が子どもを連れていても珍しくはなくなっているけれども、
やっぱりお母さんランチには参加しずらいだろうし主夫になれる人はほとんどいない。

これが少しでも実現されないと、女性が男性と同じように家庭外で働くのは難しいのではないかと思う。
家庭内でも、家庭の外でも、それぞれが活躍したい場所で活躍できる社会がいいなと思う。


日本の女性管理職の割合、50%になることはないと思うしその必要もないと思うのだけれども、
10年後には10%は上回ってほしいな。
その一端を担いたいと思う。