前から気になっていた所。映画の博物館的な所なのかな?誰でも入れるのかな?


ネットでサイレント映画上映のPRを見つけた。上映場所はあの気になっていた場所だ。(コロナの間は不明だけど)毎年やっているみたい。この辺りで働くようになって軽く10年を越すけど全然知らなかったなあ。

本当はこの中国映画の方がより見たかったけど、日程が合わなかったし、弁士がつかない。


前に音楽だけ、それも録音されたモノのサイレント映画を見たことがあるけど、やっぱり臨場感が違う。迫力にかける。短くてコメディだったから楽しめはしたけれどやっぱり弁士と生音楽付がいい。


建物の中はきれいで階段には昔の映画のポスターが飾ってある。

映画館は2階。
シネコンサイズのスクリーンは少し上の方にあり、背もたれに寄っかかって見る感じ。
ただ、椅子があまりよくなくて体の位置をずらさないと痛くなってくる。

今回は阪東妻三郎がこれで人気を不動のものとしたという影法師(アクセントが影に付く)が上映された。


ここからは弁士の前説。

この映画は前編と後編に分かれるが、後編は現存していないらしい。今までの映画は正義が勝つ的な単純なストーリーの映画だったが、初めて強い主役も恋に悩む、自分たちと変わらないということで世の男性の共感を得て大ヒットした映画だそう。


あらすじ

影法師は弱きを助ける義賊で強くて頭もいいが、血も涙もない岡っ引にしつこく追い回されている。人を助けては盗みをして逃げているが、偽名と隠れ家はまだ知られていなかった。そんな時、行き倒れになっていた女を助けて隠れ家に匿い、そのうちに恋心が芽生えて苦しみ、そして事件が起こる。


阪東妻三郎は映画の中でも「イイ男」と何度も言われているが、田村正和が1番似ているような気がした。

不思議なのは阪東妻三郎は歌舞伎役者だったらしいけど、息子たちは何で1人も歌舞伎役者がいないんだろう。ググったけどよくわからなかった。


弁士も良かったけど、映画に合わせたピアノがすごく良かった。音楽がつかない弁士だけの映画もあるけど生の演奏を聞いているだけでも心地良いなー照れ