プロコフィエフ ロメオとジュリエット ミトロプーロスvsミュンフン | やや濃いめの音楽のブログ~実は安いCDからいい演奏を探すセコイブログ

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単に自分が好きなクラシック音楽のCDを何枚か出して好きかどうかを書きたいだけのブログです。いつ更新するかわからないのでご了承ください。

 大変ご無沙汰しています。前に記事を書いたのは昨年だったと思う。それから1年8か月経っただろうか。メインの方は毎日撮り鉄や競馬で毎日更新しているのに対して、例によってこちらはほったらかしの状態だった。この1年8か月の間に行きつけというかよく行っていた中古のレコード屋がいくつか閉店。コロナ禍になってから阪神百貨店の中古バザー?もやってない。今年あたり復活しないかなーと思うがどうだろうか。今回書く気になったのは長く探していたCDが見つかったから。

 

 二つのCDを1枚の写真に収めたが、探していたのは右の方である。

 

星左はミトロプーロス盤。中学くらいの頃に買ったのだが、当時は吹奏楽部にいてモンタギュー家とキャピュレット家、タイボルトの死の2曲くらいしか知らなかったが、その両方が入ったCDを適当に買った。のちにそれが貴重な録音であることを知るわけだが、ミトロプーロスという指揮者は今でこそたくさんのCDが出ているが、当時はかなり少なかったらしい。ましてやステレオ録音となるとなおさらだったそうな。

 肝心の演奏だが、今回のミュンフン盤が見つかるまでにいろいろ聴いたが、結局最後はミトロプーロスに戻る、というくらいの名演。組曲版だが、それもランダムで入っており物語に沿ったわけではない。このCDを聴いてからフォークダンスとかジュリエットの墓の前のロメオの良さがわかった。廃盤になったり、再販されたりと忙しいところだが、いつかまた出ると思うので買って損はないと思う。

 他にいいのはないのか、といろいろ聴いてネットで調べて評価が高いのはミュンフン盤と知り探していたのだが中々見つからなかった。

 

星そして左がミュンフン盤。先月大阪に行って、久々に行ったCDショップで見つけた。これまでにSとかSとかの指揮者の盤を聴いたが、どれもしっくりこなかった。今回外れたら…とか考えたが、やはり評価が高いだけあってド迫力の演奏だった。録音が30年前で、ちょうど私がミトロプーロスを買ったくらいに発売されたものと思う。

 何度か聞くうちに「もしかして聞いたことあるかも」という気持ちになった。おそらくFMで聞いたことがあったのだろう。当時は受け入れられなかったが、今は十分聴ける。迫力だけでなく、内容も十分に詰まっている。オケがロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団なんだが、普段は雄大な演奏のイメージのオケだがここでは緊迫というか、引っ掻き回すような迫力がある。

 いくつかのCDを聴いて失敗したのが多かった「ロメオとジュリエット」だが、あと一つ推すのはアンチェル盤。録音が今一つだが、アンサンブルの良さはこれが一番だと思う。