白イルカと巨人のエネマグラ -72ページ目

セミ戦記一挙放送 ~#6 敵は耐暴風雷雨~

静けさや~
岩にしみいる
蝉の声~


ウソです。
か~な~り~ウソです。
まったく静かじゃないです。そーぞーしーです。

俳句ならなんでもありなんか?
え~?芭蕉さんよぉ。
と空は隣で思ってた事でしょう。

きっと芭蕉の耳力が弱だった微だったか、昔は50万匹セミが居たかで、セミ声ボリュームがマックスに達し、こまくの振動が超ビブラートで無音と錯覚したのでしょうか?
それか、文字通り、芭蕉力でセミ声を岩に封じ込めたのでしょうか?

そんな訳で、オレは芭蕉を認めねえ。



月曜日の夜中、堺は雷雨な並びに暴風雨で、

はんwこりゃ、セミは絶滅だな。

と、思ってたのですが、
雷雨が過ぎた途端、今までの5倍くらいの音量で鳴き始めました。
奴ら、耐暴風雷雨のようです。


7年間も土の中で生きて来たのだから、後、2週間も土の中で過ごしたらどうだろうか?と思います。

何十年間も爪を伸ばし続けたインド人が、もう生活出来んくなったから切る!っつって、泣きながら爪を数十秒で切るのをテレビ番組で見た事があるのですが、セミ的にもだいたいあんな感じなのでしょうか?

まあ、オレはセミでもインド人でもないので、真相はわかりませんが…。

セミ戦記一挙放送 ~#7 セミブーム到来~

ジャニーズの誰かが

「やっぱセミでしょ」

と言い
セミブーム到来

女子達はこぞってセミ狩り
そして業者による乱獲

セミの幼虫はほじくりだされ、
秋口には茶色のダイヤと称され、ほぼ死滅。

そーなれ。



今朝のセミは、マジうるさかった。
水鉄砲じゃ生温い。
オレはバットを買おうと決めた。

70年代
高度成長が作り出した父親不在の家庭でおきた
金属バット事件
親がうるさいから殴り殺した

オレは、弁護側席に座るだろう

セミ戦記一挙放送 ~#8 時空を越えて共存へ~

セミと共存出来そうです。


ミンミンミンミンミンミンミンミンッ!

朝5時
なにもこんな台風の日にまで鳴かんでも~
ほんとバカセミ

で、たまたま羽毛布団(掛け布団)をツタンカーメンっぽく顔の周りに巻き付けたら、

これ無音!

ミンミンもジジも聞こえて来ません。
聞こえて来るのはオレの体内音のみ。

きっとツタンカーメンもセミに悩んでたんだろうなあ~
じゃなきゃ、あんな変なカブリもん被んないだろうしな~
と、古の王との共通点を見つけ出し
歴史ロマンに想いを走らせながら深い2度寝についたのであります。