このぐらいの時期って、受験が終わった卒業生たちが春休みを満喫している頃ですよね!

受験、入試について、私の思っていることを書こうと思います。

私は、幼稚園も小学校も中学校も受験することなく近所の公立の学校に通い、高校入試が初めての受験でした。

中1の頃は真面目に進研ゼミ(懐かしい!)でテスト勉強とか頑張って、中2になって全然勉強しなくなり(おい)、これはまずいと思った両親のすすめで中3から塾に通い始めて、本格的に受験勉強を開始しました。かなり頑張ってたんですけど、2月に滑り止めの私立の高校に合格した途端、本命の高校の試験が3月にあるにも関わらず、とりあえず進学できるって安心して、力が抜けてしまいました…
それもあったからかは分からないんですけど、本番の試験もできた手応えとか全くなくて、試験終わった後友達や家族に「あーもう絶対落ちたわ~!笑」って言って、落ちた時の保険を掛けたというか、、かっこ悪いですよね( ̄▽ ̄;)

そして、合格発表の日、高校に合格者の受験番号が貼り出されるのを自分で見に行きました。

落ちたかも、と思ってはいても、心のどこかでは期待していて、必死で自分の番号探したんですけど、何回見てもなくて(´;ω;`)
周りの喜んでる声とかが、ぼやーっとして、自分だけがここではないどこかに行ってしまったような、それとも周りがどこかへ行ってしまったような、そんな感覚になりました。

ショックだったけど、でも家族や友達にショック受けてるとか落ち込んでるとか思われたくなくて、必死で元気なフリして親の車に乗って家に帰りました。
帰宅後、買って貰ったばかりの携帯で友達とメールをしながら、30分ぐらい自分の部屋で1人でめっちゃ落ち込んでました。

私の通ってた中学はその年、合格発表の日の午前中に卒業式があって、午後から合格発表、そして夜から卒業パーティーというものがあって…
落ちた子は、ショックと落ち込んでるのもあって卒業パーティーには来ないっていうのを話で聞いてはいたんですけど、私は中学が大好きでしたし卒業パーティー落ちたら行けないとかそんなの絶対悲しい、落ちても行ってやるって周りに公言してたんですけど、実際に落ちて本当に元気ハツラツで行きました(笑)

担任の先生が私の仲の良い友達に「〇〇(私の名前)元気そうで良かった」って小声で言ってるのが聞こえた時、なんかじんわりと感動したのを覚えてます。

だけど本当に、私以外の落ちた子たちは誰も来てなくて…卒業パーティー違う日にやろうや…ってめっちゃ思った、まじで。

希望してた高校には行けなかったけど、滑り止めで受かった高校に楽しく通えて大切な友達もたくさんできて、いろんなことを学べて、その高校でもいろいろと辛いこともありましたけど、でも、やっぱりあの時受かっていたら今の自分とは全然違う自分がいるのだろうな、と思うと、今の自分と自分の人生が好きなので、受かっていなくて良かった、と思うのです。

そして、大学受験の話になりますが、大学は、自分でもびっくりするぐらい、絶対に無理だと思っていた良い大学に受かって、ネットで合格発表の自分の番号を発見した時は喜びのあまり飛んではしゃいだんですけど(笑)、大学入学と同時にとある病気になってしまって思うように通えなくなって、結局は中退してしまいました。
もったいない、といろんな人から言われますが、あの状況ではしょうがなかったと思ってます。数は少ないですが大学でできた大切な友達もいますので、短い期間だったけど大学に通えて幸せでした。

そして大学中退後は専門学校に通い、無事に卒業して、就職して1年経ちます。

よく受験がテーマのドラマのセリフや、巷に溢れている進学校や塾の先生がよく言う言葉で「この学校に受かれば、君の人生の幸せが保証されるんだ」というものがありますが、それを聞くたびに「そんなわけあるかい!!!!」って思います。

これまでの自分の経験を通して言えることは、希望の学校に受かろうが落ちようが、その後自分がそこでどう過ごすか、幸せになれるかなれないかなんて、全部その後の自分次第なんですよね。
受かったからもう後はずっと幸せになれる、とか、落ちたから人生もう終わり、とか、そんな風に本当に思っている人がいるならまじでバカだと思う(口が悪い)

もちろん、絶対にこの学校に行きたい!って気持ちで受験勉強に励むことはとても大事だし尊いことだけれど、もし受からなかったとしても、けして人生終わりだとか幸せになれないとか、そんなわけはないんだということを、1人でも多くの人に分かって欲しいなぁと思います。

ほんと偉そうに何様なんだって感じだと思いますし自分でも思うんですけど(笑)、受験に限らず就職活動や何らかの賞やオーディションなど、いろんなことを頑張っている尊い人たちの心が潰れてしまうのはとても悲しいことなので、周りの人達は追い詰めるようなことを言わないで欲しいと思うし、自分で自分のことを追い詰めることはしないで欲しいなぁと思います。