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昨日は、東京に
藤田陽介 ソロ公演「NOISEEM」
に行ってきた。

大量の水を使ったマルチチャンネル音響舞台作品。元銭湯を劇場化した空間BUoYで、この数年一貫して水を扱ってきた集大成的な公演です。

という事だったので、水を大量に使った派手なパフォーマンスとかあるのかと思っていたら、そんな事はなく、静寂の中に不思議な音や音楽が流れていた。元銭湯という空間で水が静かに落ちていく音が響いていたり、不思議な世界が広がっていた。

一緒に行った人の言葉

森林の中にいた
大木(たいぼく)の中にいた
ジャングルの中にもいた
お母さんの子宮の中だった
藤田陽介さん自身が楽器だと思った

なんとも不思議な空間だった。

田舎者の私は
「自然を表現すると、こんな感じなんだ」と思った。

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スギナについた朝露{A7D542EF-FA26-4350-8931-7A336D20DC0C}
菜の花の葉っぱの水滴
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田植えを待つ田んぼと菜の花

昨日が水を使ったパフォーマンスだったので、
朝の散歩道の水を探してみた。

散歩道の音も探してみた。
静寂の中に
ウグイスの鳴き声
カラスの会話
小川のせせらぎ

が聴こえた。
毎日の散歩で、こんな気持ちで聴いた事はなかった気がする。実に不思議な刺激を受けた。

水を使ったマルチチャンネル音響舞台。
聴く人、見る人、みんな感じ方は違ったと思うが、観客一人一人の真剣な表情が一番、印象に残った。