死よりも怖いもの | 自分の世界を作るブログ

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死ぬより嫌なことと言い換えてもいいです。

 

がんになって死というものが確実に身近に感じられるようになった。治るか治らないか、に関わらずです。これはがんになってよかった一つのメリットです。これは他の致死的な疾患や事故、災害にあった人でも同じだと思います。

 

現代はともかくも日常生活から死が排除されています。

近所の爺さんが死んだ、川沿いの堤を葬儀の列が歩いていく光景は、小説やテレビドラマでも見ることが出来なくなりました。

 

この排除された死と生きている者を繋ぐものががんなのかもしれません。

 

人は希望の生き物だと改めて思った。将来に対する希望、これからも問題なく日常生活を送れるという予測が人にとって極めて重要。がん(やその他の深刻な事象)はこの希望を容易くぶち壊します。場合によっては本当に生きられるのが残り僅かになるかもしれない。

 

ただな、この希望というものが厄介なんだな、未来がある、明日があるのが嬉しい。しかし物事を先延ばしにする理由にもなるんです。明日やろう、来年やろう、気が向いたらやろうと思ってやらなかったことがどれくらいある?たいして重要じゃないことならいいです。しかしそれが自分にとって重要な意味を持つなら、今すぐやりたまえ。

 

死よりも嫌なこと。こんなことではないでしょうか。