チームビルディングの続き。

 

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◆ノーミング・セッションとは

 

ノーミング・セッションとは、チームビルディングの手法の1つで、’顔合わせ’の段階で短時間にチームを立ち上げること。

 

①PJ概要の共有

②メンバーの決意表明

③期待値の交換

④サブロールの決定(管理・事務作業の役割分担)

⑤グラウンドルール決定(みんなで守るべきルール)


一般的に顔合わせは①だけで終わる場合が多い、やっても②④⑤までだと思うので特徴的なのは③だと思う。

 

※ちなみにノーミング(Norming)とは下記のような状態を示すらしい。

・チームとしての見解が共有されて関係性が安定する段階

・役割分担や協調が生まれ、行動様式の規範(norm)が確立する

 

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◆③期待値の共有

 

期待値の共有とは、リーダー・メンバーによらずお互いに期待を発表しあうこと。

 

・xさんにはxxの専門性を活かしてxxのリードを期待します。

・私はxxの経験がないのでxさんにご支援をいただきたい。

・xさんには明るい性格を活かしてチームのムードメーカーになってほしい。

 

自分の役割を理解するだけではなく、他者への期待を考えることで自分の役割を考えるということだと思う。

 

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◆まとめ


期待を伝え合うなんて照れ臭さやわざとらしさを感じる人も多いと思う。

(私自身はそういう’心を開く’的なことを1つのルールのように強制されることは得意ではないので、余計にそう思う。)

 

ただ、実際、チームビルディングには大事なコミュニケーションだとは思うので飲み会とかでさりげなくやるのもありだと思う。

 

・今のチームの状態

・なりたいチームの状態

・困っていること、助けてほしいこと

 

タイミングみて’意図的’にそういう会話を振ること自体はありだと思う。
 

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ノーミングセッションという言葉はケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんというコンサル会社のPJファシリテーションのノウハウ本からの参照です。

(少し前に紹介した「反常識の業務改革ドキュメント(PJファシリテーション)」の会社)

 

※参考

・プロジェクトを変える12の知恵 ケンブリッジ式ファシリテーション

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