皆さん、こんばんは(^^)!!
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前回は「クックフォン国立公園【洞窟編】」にフォーカスいたしました。
お時間ございましたが、是非ともこちらにもお立ち寄りくださいませ。
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今回はクックフォン国立公園【バタフライ編】レポートです。
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ニンビン郊外に存在するクックフォン国立公園。
この国立公園は多数多種の蝶が生息するスポットとしても有名で
知る人ぞ知るバタフライスポットです。
僅か数時間の滞在で撮影に成功した蝶達をご紹介いたします。
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❖ホソチョウ🦋
台湾からインドシナ半島に生息する普通種。
マレー半島およびスリランカを含む熱帯地区には
近種のヘリグロホソチョウが生息しています。
飛翔力は高くないので、撮影しやすい一品でした。
日本には生息していないので私にとっては嬉しい限りです。
美しいの一言です👏。
❖タイワンシロチョウ🦋
八重山地方では迷蝶扱いですが
石垣島や西表島では出会えそうで出会えない種でしたね。
俊敏な動きにとりあえずシャッターを押すと運よく撮影出来た個体でした。
東アジアから東南アジアまで幅広く生息する種です。
❖タイワンアサギマダラ🦋
日本本土に生息するアサギマダラより少し暗い色彩をしています。
別亜種を台湾最南端の懇丁国立公園で確認出来ましたが、
当時は写真撮影し損なかっただけに
今回の国立公園訪問での嬉しい画像収穫です。
八重山地方では迷蝶(台湾亜種)として発見されるそうです。
❖クロタテハモドキ🦋
日本には記録がない品種。イワサキタテハモドキに酷似していますが
インドシナ半島には生息していなので、クロタテハモドキと同定出来ました。
あまり綺麗ではないですが、日本に土着していない種と聞くと
テンションが上がります👍。
❖イシガキチョウ🦋
日本でもお馴染みの蝶ですが、日本産とは別亜種のようです。
近寄っても逃げないので撮影しやすい一品。
サービス精神豊富で有難いのです!!
いつ見ても、イシガキ柄が美しい・・・につきますね✨✨
❖ウスイロイシガキチョウ🦋
イシガキチョウよりも弱弱しい飛び方でかつ、弱弱しい色彩です。
一瞬、蛾にも見えましたが、蝶なのです。
あまり綺麗と言う印象はないですが
翅の表面がすれていなければ、もっと美しい個体だったかもしれません。
日本では記録なし。
❖チャイロタテハ🦋
東南アジアに幅広く生息する普通種。大型のタテハです。
遭遇率が一番高かったタテハチョウ。オレンジカラーが美しい。
日本での記録なし。
❖チャイロイチモンジ🦋
東南アジアに幅広く生息する普通種。大型のイチモンジチョウです。
敏捷性に富む種なので、撮影になかなか協力してくださりませんでした。
オオイチモンジを一回り大きくした感じでしょうか。
日本での記録なし。
❖タイワンモンシロチョウ🦋
八重山旅行では一度もお目にかかれず。国内では八重山地方と対馬に分布しますが、
クックフォン国立公園の個体はおそらく別亜種なのでしょう。
遭遇率が比較的高い種でした。
❖サトオオイナズマ🦋
そもそもなぜ名前に「イナズマ」が入るのかわかりません。
イナズマチョウ属は日本には一種も生息していません。
近種にヤマオオイナズマがいることから
もともとの混在種が別種に分類されたのだと思います。
この蝶にもいちどお目にかかりたかったのです!!
綺麗の一言につきます。
❖キンミスジ🦋
東南アジアに幅広く生息するミスジチョウ。
八重山地方で迷蝶として発見されるキミスジに似ていますね。
敏捷性に富むチョウなので撮影に苦労いたしました。
❖カバタテハ🦋
東アジアから東南アジアに幅広く生息する枯葉のような蝶。
八重山地方でも分布しますが一度も確認したことがございません。
地味な色彩ですが、出会えたことに感謝です。
❖ジャノメタテハモドキ🦋
東アジアから東南アジアに幅広く生息するタテハモドキの仲間。
ハイイロタテハモドキ同様、近年八重山地方で迷蝶として
発見される種です。石垣島や西表島に土着するのも
時間の問題ではないでしょうか?
❖キシタアゲハ🦋
ふと、目線を樹木の上にあげるとまさかまさかの
キシタアゲハのご登場です。
台湾・香港から東南アジアに広く分布しますが
台湾ではかなりレアです。波照間島でも一時期発生したことで
話題になった美しい蝶です。遠距離からの撮影になりましたが
台湾最南端の懇丁国立公園で撮影出来なかった悔しさをこの場所で
晴らすことが出来たので満足です。
❖フタオチョウの仲間🦋
東南アジアでは普通種のようですが
蝶好きな日本人にとっては憧れの種でもあります。
動きが速いのでなかなか撮影に協力してくださいません。
表翅を撮影させていただける時間を頂戴したかったなw。
奄美大島や沖縄本島に生息するフタオチョウには
いつか出会ってみたいな・・・。
❖同定不明な蝶❓❓
裏翅に蛇の目のような模様が存在するのでワモンチョウかと思いましたが
HITしませんでした。表翅はビロウドタテハのような色彩ですが
表前翅にある白いラインを持つので、完全に別種のようです。
和名がない種なのでしょうか。
海外にて自身が見つけた蝶に必ずしも和名があるとは限らないのですね。
❖誰もがびっくりするアゲハ蝶🦋🦋
初めてクックフォン国立公園のジャングルの中を散策する人が
この種を目撃したら、蝶とは思えないでしょう。
トンボに見える人も中にはいるでしょう。
普通種ですが身近で撮影するのが超(超)困難なアゲハ蝶の撮影に成功いたしました。
名前は「シロスソビキアゲハ」です。スソビキとは長い尾のことを意味するのでしょう。
香港から東南アジア・南アジアに生息する普通種ですが
とても個性的な形状・飛び方なので、蝶と認識されないまま
通り過ぎ去られることが多いのはないでしょうか?
スソビキアゲハの仲間は世界に2種類のみです。
近種のアオスソビキアゲハもクックフォン国立公園には生息していますよ👏。
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ジャングルでの蝶々撮影を思い立った時は
個人レベルで困難だと感じていました。
しかし、ネイチャーに付随する現地ツアーに申し込めば
何とか実現するものだと実感いたしました。
今回は現地のネイチャーガイドが同行した上での
ジャングル散策でしたので安心して楽しめました。
ジャングルには私たちは予想だにしていない
「危険な生き物が生息している可能性」や
「マラリアやデング熱の原因となる蚊が生息している可能性」があるので
東南アジアや南アジア等のネイチャーツアーに申し込む機会があれば
それらの事柄について確認してみる方が良いかもしれませんね。
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👉次回はニンビン旅行記総括編です。乞うご期待👍
Hen gap lai!(またね!)