いや、大変面白かったです。上記動画に出演されている比嘉さんはエホバの信者からクリスチャンになられた方です。

 

統計を取ったわけではなく、あくまで個人の体感によるものですが、エホバの信者からクリスチャンになられた方は比較的多い印象です。対して旧統一教会はエホバより少ないのではないでしょうか。

 

両者を分けるものは何なのでしょうか?動画中でも比嘉さんがおっしゃられていましたが、エホバの教えの80%は既存のプロテスタントの教えと同じです。つまり、聖書の知識はクリスチャンとほとんど変わらないと言っていいでしょう。しかし、エホバ独自の教え、残り20%の部分に躓き離れるわけです。そして残りの80%である聖書の教え自体は正しいと思う人はそのままクリスチャンになるのだと思います。

 

実際、エホバの証人のサイトなどを閲覧すると、聖書の記述の信頼性の高さをよく説明しています。動画中でも小林さんが述べられていましたが、こうした情報は一般のプロテスタント教会が発信しているものより豊富な印象を受けますし、実際私も参考にしています。

 

一例を挙げておきます。

ダニエル書は旧約の黙示録とも呼ばれ、多くの預言の成就が確認される書物です。それが故に聖書を否定したい人々から、この書物はダニエルが生存中に書かれたものではなく、後世になって書かれたものだろうと主張する者が後を絶えませんでした。それらに対する反論をエホバのサイトでは分かり易く説明しています。

ダニエル書 ― 真偽が試されてきた書物 (jw.org)

 

それに対して、旧統一教会の教えは聖書と大きくかけ離れ、聖書に対する学習も全くと言っていいほどしていない為、離教すれば何も残らないのです。クリスチャンになる方もいますがその多くは牧師さんが保護説得された方に限定される気がします。

 

加えて、カルトを信じてしまう人の特徴(バイアス)として、全肯定か全否定という二元論的な思考やパターン化する思考の持ち主が多いので、なおさらキリスト教とは縁遠くなってしまうのだと思います。

 

彼らは離教した途端、教団の教え(ここにキリスト教も含まれる)を全否定(二元論的な思考)するし、「宗教はもうこりごり」と言う(※パターン化)のだと推察できます。

※旧統一教会という一つの事例をもって全ての宗教が同じだと考えてしまう。

 

ちなみに、カルトと陰謀論の親和性が高いことはこのブログでも再三述べてきましたが、陰謀論に嵌る人もこの特徴的なバイアスを感じます。

 

マスコミや政府は絶対悪(二元化)で、彼等の言うことは全て(パターン化)間違っていると彼らは認識します。だから反ワクチンの連中は同時にロシアは正義でウクライナは悪と考えるのです。

 

 

追記

ダニエル書の預言成就を一番確認しやすいのは11章だと思います。

宜しければご視聴ください。