山上被告による安倍元首相襲撃事件以来、やれ、自分は「マンションを買っている」、「車を買っている」、「家族とこんなに仲睦まじいですよ」等の幸せアピールをする旧統一教会現役信者のTwitterやブログをよく見かけるようになった。つまるところ彼らは幸せアピールをすることによって、元旧統一教会の信者たちが不遇な状況に置かれていることがあくまで個別な事例に過ぎないと主張したいのだろう。だが、そういったTwitterやブログを見かける度「頭悪いこと言ってんな」と思ってしまう。

 

なぜなら特定の集団や事象から「共通性や規則性」を見出せないのは頭が悪い証拠だから。実際、知能検査の内容を鑑みればそのほとんどが「共通性や規則性」を見出す内容であることがお分かりいただけると思う。もっとも、本当の理由は認知的不協和によるものだと考えているが、あくまで個別な事例に過ぎないと主張するのであれば「頭悪い」と判断せざるを得ない。

 

もし、元旧統一教会の信者たちの不遇な状況が個別な事例であるとするならば、彼らが訴える不遇な状況はまちまちであるはずなのに、皆同じことを言ってくるのはおかしいだろう。例えば同じ宗教二世の問題であったとしても、元旧統一教会二世と元エホバの証人二世とでは訴える問題は全く異なるが、それぞれが訴えている内容には共通性がある。

 

具体的に言えば元旧統一教会の二世の場合、訴えている問題はほぼ次の三点に集約される。「経済的困窮」、「思春期の異性問題」、「ほったらかしの育児」だ。つまり問題は共通しているわけだ。共通の問題点があるとすればそれを誘発する何かがあると考えるのが妥当ではあるまいか。

 

 

 

勿論、相関関係(共通性)が見いだせたとしても、それが直ちに因果関係があると言えるわけではないが、それらの問題が教団の教えから誘発されたことは明らかだ。

 

本当に旧統一教会が社会から認められる団体になりたいのであれば、韓鶴子氏及び幹部の連中が土下座をして過去の悪行を心の底から詫び、持っている財産を全て被害者の救済に回すことだ。全てはそれからだ。