先日、全日空の入社式の様子がTVで放映されていた。その中でパイロット職として採用された男性がこれからの抱負を述べていたが、それを見た時に「ああ、パイロットは採用時に決まっているんだ」と確認でき、心の中のちょっとしたもやもやが晴れることになった。

 

というのは、先の朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で主人公の岩倉舞ちゃんがパイロットになるために大学を辞め「航空学校」に入学することになるのだが、その時に「大学辞めんでもパイロットになれるのでは」とずっと思っていたからだ。

 

なぜなら、自分が大学生の時に「君もパイロットになろう!」というキャッチコビーが書かれた全日空からの郵便物が届いたことがあるからだ。一流大学とは言えない、しかも農学部の自分にそのようなリクルートの誘いが来たことに驚いたので記憶に残っている。

 

それに引き換え、舞ちゃんは浪速大学(恐らく大阪大学がモデルと思われる)という一流大学に入学し、しかも航空機製造関係の学部を選択し、おまけに人力飛行機サークルでパイロットまでした経験があるのだから、民間の航空機会社に採用されるのはさほど難しくは無かろうと思い、それならそのまま浪速大学に在籍しててもいいのではと彼女の選択にその必要性をあまり感じられなかった。

 

ただ、「君もパイロットになろう!」というキャッチコビーがパイロット職へのお誘いだったのか、全日空という会社へのお誘いだったのかよく覚えておらず、後者であるならば入社後に職種が振り分けられるわけだが、それならばパイロットを志願してもなれない可能性があることになる。

 

そうであるならば「航空学校」を卒業していればほぼ間違いなくパイロットとして採用されるわけなので、大学を辞めるだけの価値が見いだせるわけだが、現状においてはパイロットになる人はパイロットとして採用されるようなである。※でも結局舞ちゃんはパイロットにならなかったのでそれならそのまま大学に残っていた方が良かったとも言えるわけだが)

 

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