聖書預言の中にツロ(ティルス)の町が滅ぼされることが預言されています。
紀元前586年(ユダのヘゼキア王の治世11年目であると非宗教的情報が立証している)、本土ツロはネブカデネザル王の軍に倒される、と“エゼキエル”が預言しています。もっと先を読むと、何百年後に崩壊されるツロの島の要塞(本土沿岸から半マイル)についてと、将来ツロの本土が侵入者によってどのように破壊され海に投げ込まれるかをも預言しています。“彼らはツロの城壁を破戒し、そのやぐらをくつがえす。私はそのちりを払い去って、そこを裸岩とする”。 “石や木やちりまでも、水の中に投げ込まれる”“わたしはおまえを裸岩とする。おまえは網を引く場所となり、ニ度と建て直されない”
エゼキエルの預言の約一年後、ネブカデネザル王は巨大な都市ツロを制覇しました。この記録は非宗教的歴史に載っています。エンサイクロピディア・ブリタニカは:“ツロはネブカデネザルから包囲攻撃された13年後(紀元前585−573)バビロニアの宗主権を認識した”ネブカデネザルがツロの町の門を破り侵入したとき、住民のほとんどが船で本土沿岸から半マイルに位置する防備された島に移っていたので、町はもぬけの殻だった。ツロの本土が崩壊したのは紀元前573年(エゼキエルの最初の預言)、しかし島にあるツロの町は数百年巨大な町として栄えた。
非宗教的歴史の記録から、紀元前332年に防備されたツロの島は“アレキサンダー大王”によって制覇されました。彼の軍隊は本土のツロに残っていた全てを破戒し瓦礫までも地中海に投げ捨てたのです。さらにアレキサンダー大王の軍隊は島に通じる土手道を築き、瓦礫の塵まで削り取って捨て、本土ツロには裸岩だけが残りました。大学と高校の一般歴史を執筆した歴史家フィリップ・マイアーが教科書の中でこう言っています:“紀元前332年、アレキサンダー大王はツロを破戒した。凄まじい勢いで破戒されたツロはその後建てなおされたものの世界的に栄えた以前のような繁栄は取り戻せなかった。以前巨大な都市として栄えた場所は裸岩となり –- 現在その場所には漁師たちが度々魚網を広げて乾かす光景が見られる。”
この動画はツロの町が滅びの聖書預言について説明されています。
少し時間が長いですが是非ご視聴をお勧めします。
そして、ツロの町の滅びの預言は現実のものとなりました。
この預言成就がインチキであるとするならば考えられることは二通りです。
預言に合うように事実を捻じ曲げたか、事実に添う内容の預言を後世になって
聖書(この場合はエゼキエル書)にねじ込んだかのどちらかです。
ただ、ツロの町の滅びは歴史的事実であるので事実を捻じ曲げたということはありません。
それならば、後者の可能性についてですが私はこの可能性はほとんどないと考えます。
既に皆が共有している知識(エゼキエル書)に新たにツロの町の滅びの預言を付け加える
としたらその知識を共有しているすべてのユダヤ人に口裏合わせをする必要がありますが、とてもそうは考えられません。
それに、聖書の記述に付け加えや省いたりすることをしてはならないということは
ユダヤ人の共通した考えだからです。
それはエゼキエル書よりも前に書かれた申命記4:2、箴言30:6にも書かれています。
つまり、インチキは考えられない。
聖書預言の成就は実際に起こったことと言えると思います。
イスラエル建国の預言が成就した今、残された時間はあまりありません。
聖書に興味を持たれましたら是非バイブルスタディをお勧めします。
拙ブログでも何度も言いましたがパスカルの賭けに乗るべきです。
聖書の教えが正しければ人間は死んだ後に死後の裁きを受けなければなりません。
死んでからでは遅いのです。