ブログネタ:思い出のバイト 参加中
どもども~ てきとー館長でーす (´0ノ`*)
いやいやいや~ (ノ´▽`)ノ
学生諸君!!
バイトしてますか~
ワタシも昔は
いろいろ バイト
やってたな~
いろいろ
オソロシイ 目にも
あいました
あれは
そう
ワタシが
とある、工務店で バイトをしていた時のこと。
ま バイトですから
たいしたことは やってないワケで
おもに、下働き & 使いっパシリ ですネ。
ある冬の日の 昼下がり
ワタシは、親方に 呼ばれました。
「おーい すまんけど お客さんとこに、コレ 届けてくれ」
「ハイー」
ちょっと遠いで」
「ドコですか?」
「甲賀町」
「・・・こうかちょう??」
「滋賀県や」
「え~ 」
滋賀県甲賀郡 甲賀町。
【こうかちょう】 と読みます
現在は合併により、『甲賀市』 となっている その町は
そう
あの 甲賀忍者の里 ニンジャリバンバン♪
「まぁ 60キロくらいや。今から出たら、夕方までに帰れるやろ」
「はぁ・・・何を届けるんですか?」
「コレ。この電球。 寝室のが、切れたんやて」
「え! 電球?? それ 1コ?!」
「普通の電球と違うんや。調光電球」
調光電球、てのは
スイッチを にゅー と回すと
明るさの変わる電球 ですネ。
そこらに売ってる電球では、その照明器具には
付けられない、というワケです。。
「うるさい お客さんやからナ~。めんどくさいけど、しゃあない。」
「ハィ・・」
「クルマが出はらっとるから、原チャリで 行ってくれ」
「えーっ 」
「電球1コなんやから 大丈夫 大丈夫」
「いや・・・そーゆー問題では・・」
「気ぃつけて行きや。」
「は・・・ハイ 」
ホレ、と地図を渡され
ワタシは、京都市内の 事務所から
50ccの バイクに またがって
電球 1コ持って
出発いたしました。
「えーと とりあえず、国道1号 まっすぐ行って 県道に入って・・・」
あれは、何月だったのか
よく覚えてないのですが
とにかく、寒い日でした。
単車に乗る方なら
おわかりと思いますが
冬のバイクは
とにかく 寒い ( ̄Д ̄;;
「あ あかん もー限界 さぶしゅぎるヽ(;´ω`)ノ」
それなりに、冬のカッコは してたものの
まさか 忍者の里まで 原付バイクで
行くハメは 想定しておらず
途中で すっかり凍えてしまった ワタシ
「そ そーいえば 新聞紙が あったかいって 聞いたことがあるぞ」
国道ぞいにあった、コンビニに 駆け込み
スポーツ新聞を 3部くらい買い込んだワタシは
ズボンの中に 大スポ を巻き込み
服の中にも 日刊スポーツ を差し込んで
再び 出発
「おーっ ワレながら ナイスなアイデア~ さっきより 寒くにゃい」
そんなこんなで
途中で 地図を見ながら 道路標識を確かめつつ
ようやく 甲賀町に。
「なんだコレ・・・めっちゃ 山ん中やし・・・」
さすがは 甲賀忍者のふるさと
そこは うねうねと続く 山道。
最後に確認した、
【県道○○号】 (何号か忘れました) の標識は
サビついて ほとんど木の枝に 埋もれておりました。
その時
なんとなく
イヤ~な予感が、したのです・・・( ̄ー ̄;
京都から 60キロ と いっても
はじめての しかもそんな山奥。
結局、2時間以上かかって
ようやく、お客様の おうちに
たどり着いた時には
すっかり 夕方に なっておりました。
「えーっ 原付で来たの?! 別に今日でなくても よかったのに」
「へっ??」
「まぁ~ ありがとー。 お茶でも 飲んでいき」
「ハイ・・・」
早く 帰りたいんだけど・・・とも言えず
出していただいた、お菓子とお茶を いただき
ココと ココと ココんとこ
あんたんとこの工務店で、やってもらったんヤデ
みたいな話を うかがい
ありがとーございましたぁー と
外に出た時には
どっぷり 日が暮れておりました
「あーぁ。。遅くなった・・・」
その時 ワタシは
そのあとに 待ち構えている
おそろしい運命を
知るよしも ありませんでした
お客様の おうちから
また原付バイクに またがり
出発した ワタシ
少し走っただけで、
民家の明かりは ひとつも なくなりました
山道の中に、突入したわけです。
信号どころか、
街路灯も ナイ
まっくらけ の中
原チャリの ライトだけが
山道を照らします。
「こぇ~ 」
そして
ワタシは
ある重大なことに
気づきました。
「・・・県道の・・・標識は??( ̄_ ̄ i)??」
・・・そう
最後に見た、山に埋もれかけの
唯一の目印だったであろう、
サビついた 道路標識。
まったく どこにあるんだか
わかんにゃい (/TДT)/ マジッスカ
え えらいこっちゃ~っ ヽ(;´Д`)ノ
すでに いくつかの 枝分かれの道を
通ってきた ワタシ
お客様の家に 引き返す道も
もー わかんにゃい
今みたいに
ケータイなんて もちろん にゃい
(てか、あったとしても 余裕の圏外ですけど)
見えるのは
原チャリの ライトが照らす 暗闇 ダケ・・・
いったい どっちに向かえば
国道に
出られんの
遭難ぢゃっ (ノ´▽`)ノ キャ~ ドーシュル (/TДT)/
どうしよぅ・・・( ̄_ ̄ i)
ワタシは 思わず
天を あおぎました。
と
そこには、今まで 見たこともないよーな
降るような
満天の 星空。
「うゎっ なんじゃこれ・・・めっちゃキレイや~」
さすが 真冬の山奥ヤナ~( ̄▽+ ̄*)
・・・てか そんなバヤイ じゃ ナイっちゅーの・・・
ワタシは、星空に圧倒されながら
しばらく 固まっていたのですが・・・
「あっ」
その時 まるで 流れ星のごとく
ワタシの脳裏に
ヒラメキが
ほ・・・
「北極星を見つければ、国道へ出れる!!!」
そうです
若き日に 教わった 北極星の見つけ方
北極星を探し
北を 特定できれば
甲賀町から、北の方角にある
国道1号に、出れる!!ヾ( ̄0 ̄;ノ =3
たすかる
「えーと えーと 北斗七星か カシオペア座 どこだどこだ」
街中では わりとすぐ、見つかるであろう
その星座
山奥の、夜空の星が 多すぎて
なかなか見つかりません
「あったーっ 北斗七星!! あの、ひしゃくのトコを こー のばして・・・」
ガッコで、教わったやり方を
忠実に、やるワタシ
「おまえかーっ 北極星!! 見つけたぞっ 」
そう ワタシは
北への道しるべを
手に入れたのです!!
よっちゃ~っっ(≧▽≦) いざ しゅっぱーっつ
そこから
ワタシは、国道を目指して 走り出しました
山道が、うねうねと ひん曲がり 枝分かれするたび
満天の夜空を見上げ
北斗七星を探し 北極星を探しあてて・・・
ひたすら
北を目指したのです・・・
あれから
どれくらいの、月日が流れたのでしょう
今も、冬の夜空を 見上げるたび
あの日の まるで
太古の昔の、旅人のような
星降る夜の 長い旅路と
無事に 国道に、たどり着いたときの
なんだか よくわかんない
ヒーロー気分を (だれも助けてないけど)
思い出すのです。
以上
『適当館長 星空浪漫飛行』 より
てきとー館長でした:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
えーっ 今日はそれで終わりかぃ !(´Д`;) ナンジャソリャ
ちゃんちゃん
※画像と本文は関係ありません。
気まぐれ図書館 別館 めるマガ
http://www.mag2.com/m/0001583109.html
ケータイからは コチラ
http://mobile.mag2.com/mm/0001583109.html
全部読んでいただいた方 貴重なお時間 ありがとーごじゃいましゅ
参加中~ おしておして~(ノ´▽`)ノ