スーダンと南スーダンの大統領が会談した | 蜜柑草子~真実を探求する日記~

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できごと[1]-[4]
スーダンのバシル大統領と南スーダンのキール大統領が、4月以降に過熱している国境地帯での紛争後、初めて会談した。
エチオピアの首都アディスアベバでのアフリカ連合(AU)サミットの前に、ホテルで1時間ほど話した。
話した内容については分かっていない。

南スーダンは、1年前に、スーダンから独立している。
しかし、2国間には数多くの問題が残されている。
国境について合意が成されていないこと、石油、輸送、政府の債務など。

国連は彼らに紛争停止を求めており、その期限は8月2日。
AUサミットでは、AUの代表者らは、2国の政府に対して、石油と国境についての争いを治めるよう求めた。
紛争は、石油が豊富に存在するヘグリグ地域を中心に起こっている。

$蜜柑草子~真実を探求する日記~-スーダンと南スーダンの地図


ひとこと
これねえ。
会談の内容が分からないので何とも言えないけど、とても収まるような話ではないと思う。
仮に収まったとしても、それは表面上だけで、実際は恒久的な問題を抱えている。
そして再燃ということに。

この2国は、地理的な問題を抱えてるから。
南スーダンでも石油は取れる。
けれど、それを輸出しようと思ったら、スーダンのパイプラインを使って紅海まで運ぶ必要がある。
すると、どうしたって争いが起きる。
もっと輸送費をよこせ!、嫌だ、の押収になる。

以前のように、スーダン1カ国というのが資源の面からは安定するんだろうけど、2つに分かれた。
中国、アメリカ、EU、アラブ、イスラエルなどなどの国の資源争奪戦の煽りを受けちゃった。
工作員がうろちょろしているので、こうしたアフリカの国の統治は中々難しいですね。


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[1] Al Jazeera,"Leaders of rival Sudans meet"
[2] BBC,"Sudanese leaders in first talks since April clashes"
[3] Newsweek,"Sudan, South Sudan Presidents Hold Meeting"
[4] VOA,"Sudan, S. Sudan Leaders Meet to Avoid War"