フランスのトゥールーズで起きた連続銃殺事件の容疑者、モハメド・メラ(Mohamed Merah)(23)がアパートに立てこもっていた。
数百人の警官に囲まれ、実に32時間。
少なくとも3回の爆発音が聞こえていた。
メラ容疑者は、カラシニコフや、ミニウージー短機関銃、多数の拳銃などで武装していると思われた。
メラ容疑者は、1988年10月10日生まれで、トゥールーズ出身。
アルジェリア系のフランス人。5人の兄弟(3人が男,2人が女)のうち4番目。
ラコステ(Lacoste)の時計が好きで、ジョギングとサッカーをすることを好んだ。
2年前まで車の修理業に就いていたが、去年解雇されていた。
彼は、パキスタンとアフガニスタンの国境付近でアルカイダによって訓練されたムジャヒディン。
去年再びそこを訪れていた。
2008年からフランス当局が、彼をマークしていた。
その年に、アフガニスタンでアメリカ当局に逮捕され、フランスに送還されていたから。
彼は、29歳の兄のAbdelkaderが動かす、少人数のイスラーム過激派の組織にいた。
兄は、2007年に密かにイラクを訪れ、ジハーディストを助けていた。
フランス当局は、現在もこの組織をマークしているが、特に目立つ動きは無かったため、今回のことは防げなかった、と言った。
メラ容疑者は、3件の連続殺人事件の容疑を認めていた。
犯行の動機は、パレスチナで死亡した子どもたちの復讐とアフガニスタンでのフランス軍の関与を挙げていた。
彼の居場所は、フランスの情報機関DCRIが、IPアドレスから特定した。
彼が最初に殺した兵士が、スズキのバイク(バンディット650)を売るためインターネットに広告を出しており、そのやりとりから特定された。
テロ対策の責任者であるFrancois Molinsが、彼の言葉を伝えた。
「彼は、自殺行為をしていると思わないし、殉教する気も無いと言った。
もっとたくさんの人間を殺せなかったことだけが後悔だ。彼は、フランスを屈服させることができて誇りに思うと言った。」
22日現地時間12時05分(日本時間20時05分)にゲアン内務相が、彼の死亡を確認したと発表。
銃を抱えたまま窓から飛び降りて、銃を撃ちながらも、地面に叩きつけられた。
(23日01時30分追記)容疑者は、風呂場の窓から飛び出ようとしたところを、頭を狙撃された。
ひとこと
この記事を書いている最中に、死亡のニュースが入ってきた。
結局、容疑者の死で事件が終末を迎えた。
日本で言うと、秋葉原の加藤智大を強力にしたような話だったね。
後は、メラ容疑者が関わっていたイスラーム系のグループを捜索するだけ。
カラシニコフ(突撃用のライフル,イスラーム系の組織の人間がよく持ってる)まで持ってたんだから、
後ろに何らかの組織が付いていたのは間違いない。
容疑者を使って、殺させたのかどうかが今後の問題。
警視庁の公安部も今回の情報を共有しておいてほしいね。(テロ対策情報を流出させちゃったから無理かな)
日本にもアルカイダと疑わしき連中や、各国の工作員が多数入り込んでいるんだから。
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[1]:Le Monde、"Mohamed Merah, l'homme aux cent visages"
[2]:Le Figaro、"Toulouse : le suspect est mort après avoir résisté"
[3]:Le nouvel Observateur、"Comment le tueur présumé a été trahi par une adresse IP"
[4]:The Independent、"Security services had been tracking suspect Mohamed Merah since 2008"
[5]:Al Jazeera、"French siege ends with suspect's death"