タンタ、ランタ、タンタ、ランタ
タンタ、ランタ、タララン…。
何度も心の中で木魂する。
ああ、この衣装が君の元に届いたとき、
君は何を思ったろう。
音符だ。
腕の動きが優雅で、なんとも言えない。
哀しみ、苦しみ、
慟哭、
それらを超えて、
舞いあがる。
でも、時々タンタランタが変調したなら、
レクイエムにも似た響きに聴こえる。
君は氷上の上で、君のなりたいものになる。
研ぎ澄まされ、シンプルになり、
君の体から奏でられる音のみの世界になる。
デヴィッドさん、すごいな。
ケミストリーとのコラボで歌を歌った君は、
春よ来いでは体で歌を歌っている。
芯のあるピンクの音符を白いひらひらが包み込み、
包み込んだ音は、花吹雪のようにまたちらばってゆく。
佇まいの美しい人になりたい…。
もう十二分になっている。
OP後から、練習する時間など?
思いが君の舞を研ぎ澄ますのか。
氷上のみが君の場所…。
少しせつないのはなぜだろう?