ゆづ君が神戸で春よ来いを舞ったと知って。
心の中でフレーズを口ずさんでおりました。
この歌詞しか思い出せなかった…。
いとし面影の沈丁花。
氷はもはや、やわらかな土。
暖かい日本の土。
君は口づけをする。
ふわふわとピンクの花びら…、舞い上がる。
花びらにそっと触れたいけれども、
触れられない。
やわらかなようで、強いから。
たおやかなようで、せつないから。
ただ息を止めて、見つめるだけ。
ああ、美しいな。
なんと言ったならいいのでしょう?
いいえ、もう言葉では足りない。
あまりに美しくて。
ゆづ君は舞を見せつけるのではなくて、
そっと寄り添うのだ。
そっとそこにあるのだ。
力ではない思いが温かくて、やわやかで、
でも、やはりせつないのだ。
季節の巡り、思い出。
君は記憶の琴線をそっと開いた。
OP後のゆづ君のやりたいこと。
その片鱗の糸がそっと解かれたような気持になりました。