マルシンのM10ですが、たまたまクラウンのパイソンのカートリッジが使えるか?うーんと思ってシリンダーに込めてみました。



シリンダーには、すんなり入りましたウシシ


で、シリンダーをフレームへ戻してみると




若干渋いものの、フレームに戻せます。

またハンマーを起こしてみると、シリンダーもちゃんと回りました。


おおっ、使えそうじゃんウシシ


さっそく試射してみます。


ガスタンクの温度は16.6度でした。

冷え冷えですアセアセ



そのまま0.25gの弾をそれぞれのカートリッジに込めて




パワー測定します。


マルシン純正のカートリッジは、0.14Jでしたが




クラウンのカートリッジで撃つと、0.24Jも出ましたポーン



約0.1Jアップしていますウシシ


カートリッジの長さを測ってみると

マルシンの方は40.0mm。




一方、クラウンは40.4mmと0.4mmくらいですが、長い様です。




リム部分はマルシンが1.2mm、クラウンが1.9mmとクラウンの方が、0.7mm厚みがあります。



金色がマルシン(手前)、黄土色がクラウン(奥)


この0.7mm分、リムがガス放出口にピタッと押し当てられ、ガスのロスがなくなり



パワーアップに繋がっているのではないかと推察します。




左クラウン、右マルシン。



それでは今度はタンクを温めて試射してみましょう。





外気温は19度。

タンクを軽く温めてて計測すると、タンクは24度でした。



試射してみると、マルシン純正のカートリッジは0.34J。



一方、クラウンのカートリッジは、0.49Jも出ました。



0.15Jもアップしています。


クラウンはBB弾がリムにセットされているので、カートリッジ自体がインナーバレルの代わりとなり



ロスなくダイレクトにガス圧を受けた弾が、延長されたインナーバレル(カートリッジ)の作用でパワーアップに繋がったのでは、と思われます。


長距離で試射してみると、やはりBB弾がホップチャンバーの近くにセットされているマルシン純正カートリッジの方がホップの掛かりも良く弾道は良い様です。


一方クラウンは、ホップの掛かりが悪くて伸びがない様な弾道になっています。

ホップを強めれば、もしかしたら弾道が良くなるのかも知れません。


クラウンのカートリッジはリムが厚い分、前述の通りロスなくガス圧を受けるためパワーはあるものの、ホップチャンバーがだいぶ先に設置された格好になってしまい、躓きホップというか昔に評判の悪かったマルシンのLD-2システムの様な作用を引き起こしてしまい、結果伸びのない弾道になってしまったのかも知れません。


しかしパワーは減少していませんから、やはりホップを強めれば弾道も良くなる気はしますが…




では取り敢えず、室内6mの距離で集弾性を見てみます。


タンクの温度は21.3度と若干下がりましたが、初めにクラウンのプラカート




次にマルシン純正のカートリッジ。

タンク温度は21.2度です。



で、試射した結果が



赤丸がクラウン、黒丸が純正カートリッジ。

6mですが、やはりクラウンの方は若干下に着弾し、左右に散っています。

純正カートリッジの方はセンター付近ですが上下にバラけてます。


もう少しタンクを温めてあげれば、双方とも集弾性は良くなると思います。


というわけで、突然ひらめいてマルシンM10にクラウン パイソンのカートリッジを試しに使用してみましたが、いかがでしたでしょうかウインク


両方お持ちの方は是非ためしてみてください。