しかし、彼女がクマやんを育てていく内に、彼がとんでもない性格だということが発覚してしまいました
絶対に寝床じゃトイレしない、超神経質なクマやん。
クマやん、育て方によっては殺人犬にもなる可能性を秘めているようです…
生後2ヶ月のチビのくせに、イヤなことをされたり、
食事中にフードボウルを触ろうとすると、
相手が誰であれ、本気で噛みついていく犬だったそうです。
彼女も、今まで色々な犬の世話をしてきたけど、
子犬の内から本気咬みしてくる子は初めてだと言ってました
しかも、叱れば叱る程、燃え上がって反発してくるという厄介者。
クマやんのような、白い子犬は人気があるらしく、
里親を探すのはかなり楽だと彼女は思っていたみたいですが…
余程犬の扱いに慣れてる人か、
信頼出来る訓練士にみてもらう事の出来る人じゃないと、
クマやんを安心して任せられない…
彼女なりに頭を抱えていました
僕の知らない、赤ん坊の頃のクマやん。
そんなクマやんのハチャメチャっぷりを聞いた僕。
「そいつを家族にしたい!」
と強く思いました。
僕自身、波乱万丈な人生を歩んできたため、
クマやんの食に対する執着心、
プライドだけはいっちょ前なところ、
生きる事に対する貪欲さ…
その全部が、過去の僕と重なったんです。
色が白いとか、子犬だとか、
そんな事はどうだって良かったんです。
クマやんの根性、強さに僕は惹かれました。
こいつに噛みつかれて噛みつき返して、
喧嘩しながら一緒に生きていきたい。
そう思いました。
しかし、犬初心者の僕。
安易に譲ってくれる彼女ではありませんでした
僕ら人間もクマやんも不幸になることが無いように、
環境的、経済的、知識的な部分を、
僕自身が前もって準備しておく必要が大いにあったワケです。
この時点では、僕はクマやんに会った事も無い状態でした。
(僕は兵庫住まい、クマやんは福岡住まいだったので)。
彼女や他の犬飼いさんに相談しながら、
僕がクマやんの家族になる準備が始まりました。。
続きは、また次回
夏バテに気をつけて、仕事頑張ります