「国際遊牧民競技大会」の演目です。
少年というにはあまりにも幼い子供達が裸馬に跨り長距離を駆け抜けます。
馬に興味が無い方も別の視点で観て欲しい。
日本の子供達にこの体力・気力はないなぁ~。
最初から飛ばしに飛ばしてぐんぐんと引き離していく葦毛に乗った子。
白い○の位置です。
50馬身じゃきかない位に見えます。
中盤、後方の馬群に追いつかれ飲み込まれ抜け出せず。
最期はテレビ画面に映らない位引き離されてしまいました。
この子、身体が揺れて左側へ撚れてた・・
体力的に持たなかった感じ・・。
20頭近くで駆けた馬群も最後は4頭の勝負となり、
この子の頭上に栄冠が。
将来のオリンピック選手候補予備軍だね。
乗馬というのは馬体の反動を内臓や骨格に受けます。
それを上手く抜く必要があります。
とてもハードなスポーツですが、遊牧民たちは馬は自転車・オートバイ・スポーツカーのような物。
昔は子供でも乗れなければ羊を追ってゆく家族たちの移動に取り残されます。
スキルを磨かないと、もろ生活が成り立たない厳しい人生だったでしょう。
私事ですが、25歳で下半身麻痺になりハードコルセットで生活して56年の狂素様は、馬に跨り駆けると15分で下半身が完全にマヒします。
自力で下馬すらできず、落馬するしか降りる方法が無いので馬に跨るのは引馬15分が限界。
抱きとめて降ろしてもらうしかない情けない身体です。
阿蘇高原で自由外乗を楽しみ、草千里を疾走したのが最後の楽しい思い出です。
(狂素 夜花)