洋風白磁に、和柄やあずき等の単色転写紙を使用され、美しい和風作品になりました。絵の具や金液もふんだんに取り入れられ、インスト課題の様々な技法が盛り込まれています。
Kさんは、規定の制作アルバムをご準備されただけではなく、各課題で習得する知識や技術をご自身の言葉でまとめ、1冊のファイルを作り上げられ、その勉強熱心さに強く心をうたれました。
そして、とても明るくおおらかなKさん。
今まで、数千もの作品の焼成をしている私が、焼成直後に初めて、ひとつの作品を割ってしまいました。自分の作品ならまだしも、Kさんの作品、しかも、卒業制作品の1回焼成後のティーポットを、電気炉内の部品(三角棚)にぶつけてしまい、このように割ってしまったのです
それにもかかわらず、Kさんは、いっさいガッカリしたご様子も見せず、「ぜーんぜん気にしないで~!!!もう1回制作するときに、これより上手に作るチャンスじゃないの~!あははは。人間だから、そんなこともあるのよ~」と、ただただ笑ってくださいました。Kさんがいらっしゃると、いつでも、明るくポジティブオーラが漂う空間になります(‐^▽^‐)