おススメBOOK vol.007【夏目友人帳】 | - Intersecting glance -

おススメBOOK vol.007【夏目友人帳】

   
51CFDN1FF7L_SL160_.jpg





『夏目友人帳 (緑川ゆき:白泉社)』です。




主人公の夏目は早くに両親を亡くして 親戚をたらい回しにされてきた少年 怪しげなものが見えてしまう体質で そのために他人から変人扱いされるが 本人はいたって優しく気だての良い奴。



ある日 神社の傍にあった祠から出てきた 妖怪のニャンコ先生にレイコの夏目友人帳を渡せと言われる。



レイコは亡くなった主人公の祖母で 大変な妖力の持ち主 片っ端から妖怪に勝負を挑んでは勝利を収めて そのたびに妖怪の名前を奪ってきたのだった。



名前を奪われた妖怪はアイデンティティを失い 相手に支配されるようになってしまう。



その名前を記入したのが夏目友人帳という。


主人公は 自分が死んだら友人帳を譲るという条件で ニャンコ先生と契約を結び 彼の協力を得 生命の危険を冒してまで妖怪達に名前を返してやる決心をする。







名前を返す過程で浮かび上がってくる祖母レイコの人間像がとても面白いです。



妖怪達は レイコを憎んでいる一方で 孤独な自分を相手にしてくれるレイコを慕ってもいるんです…。


優しくて 懐かしくて 温かくて ちょっと恐いお話ですよ。