私は女が嫌いだ。
女が嫌いな理由を挙げるとしたら、女というのはわがままで扱うのが面倒だからだろう。
世の中にはわがままな女に尽くすことに生き甲斐を感じたり、振り回されることが好きだったり、完全に服従していたり……とにかくそういう種類の男もいるそうだが、私はそういう男たちの不可解な思考回路を理解できそうにない。
理由は簡単だ。
私は尽くされたい、振り回したい、服従させたいというわがままな人間だからだ。
同じ種類の人間同士はよく性格の不一致が引き起こりやすいというのを知っているだろうか?
それは自分にとって『都合』がよくないからだ。
自分の欲求を満たすためには、自分だけではまかなえない部分がある。
話し相手、遊び相手、彼氏彼女、セフレなどなど、欲求を満たすための『都合』のいい相手を得ることによって、欲求を満たせる。
もし一人で、都合よく、尚且つ欲求を満たすことができるのは妄想癖を持った変態オナニーマシーン馬鹿ぐらいだろう。
自分ではまかなえないからこそ、自分と一緒の人種はいるだけ無駄、必要ないのだ。
同じ種類の人間が増えた所でなんの解決にもならない、だから同じ種類の人間は仲が悪くなりやすい。
そういうことで私は自分と一緒の人種であるわがままなやつが嫌いなのだ。女のような。
「アイス食べたーい。誰か買ってきてー。」
醜い。椅子にどしんと座ってブラブラさせているのそのブクブクした醜い足はチャーシューなのであろうか。
似合ってもいないタイツがチャーシューという表現をより一層助長させている気がしてならない。
「彼氏ほしー。」
なんなんだこいつは。
カバのような間抜け面……と言ったらきっとカバに失礼だろうがこのブサイクは彼氏が欲しいらしい。
正直言ってお前を選ぶ人はいないだろう。
選ばれたとしてもきっとデリヘルで引いてしまったハズレクジ扱いできっと出会い頭に鈍器でぶちのめしておかえりいただく事になるだろう。
私はいつも思うのだ。
なぜこんなに醜いのだろうか。
努力が足りないと言われればそうなのかもしれないが、ここまでひどいとは思わなかった。
ビデオ好きな母親が「今まで撮ってきたあなたの可愛い姿!」といって息巻いてDVDを持ってきたためしぶしぶ観ているが、これはひどい。
親バカというのも難点である。
「今からでも……いや、明日からダイエットしよう。」
つくづく自分という女に呆れるが、欲求には勝てない。
自己嫌悪しながら私は今日も甘いお菓子を貪る事にします。





以上。
ムシャクシャして書いた後悔はしている。
あー……面白い文章かける大人になりたいわ。