窓越しの西日が熱い。
そろそろ夏だ。
夏と言えば怪談だが、このブログを御覧の諸兄はマイクで恐怖体験をしたことがあるだろうか?
普段はあまり感じないかもしれないが、マイクにこもっている「気」とか「念」の類は相当のものだ。
霊感が強い人間にはマイクがまがまがしい光を放っているのが分かるそうだ。
ワシの場合、古いマイクを扱うことが多いので、何度か霊的な恐怖体験をしたことがある。
呪いとか怨念とかそういう話だ。
あれは3年前の冬のことだ。
オクで入手した未チェックのSONY C-37A一式 (確か10万円くらいだった。)をセットして電源に触れた瞬間、意識が時空を超えた。
三途の川とお花畑と賽の河原を確かに見た。
死んだ爺さんと婆さんと御先祖様に会って話もした。
数秒か数十秒か、もしかすると数分だったかもしれない。
気が付いたときには床にのびていた。
何のことはない。
感電しただけの話だ。
生還した今だからこそ笑い話で済むが、一歩間違えれば死んでいた。
感電死したミュージシャンや技術屋は結構多い。
話をSONY C-37Aに戻そう。
このマイク、結構な確率(故障品の6-8割)で電源トランスがショートしている。
もちろん音は出ない。
電源ケーブルを切断している個体はほぼ間違いなく専用電源が壊れている。
専用電源だけ購入する場合も気を付けた方が良い。
たまに何らかの原因が重なって感電する個体がある。
結構、生死に関わる。
安易に触れてはいけないという話だ。
なお、電源ランプが付くから正常という認識は根本的に間違いだ。
電源ランプが付いても音が出ない場合は普通にある。
高圧側だけ異常だったりするからだ。
オクでSONY C-37Aを買ってはいけない!
お花畑はすぐそこにある。
このマイクは嫌いだ。