何じゃこりゃーーーーー!!!



東芝Gベロというリボンマイクの心臓部のリボンである。

半世紀以上前のマイクだ。

このリボン、伸びているなんてもんじゃねーぞ。
伸びたリボンが盛り上がって山になっている。

在りし日のリボンマイク業界ではこれを「富士山現象」と呼んでいた。

こうなるとスッカスカの音しかしない。

リボンマイクとは本来、低中域極太の音質だがそれが全て失われる。
ある意味ローカット(ハイパス)だが意図して得られたサウンドでない以上、明らかな不具合である。

「音出ます。」

確かに音は出るわ。
だがな、音が出りゃええってもんじゃなかろうが!

素人の言う完動品のマイクとは音が出るマイクということである。

クソが!!!

オクに出回るGベロはいつも最低だ(#`ε´#)

なにせ半世紀前のマイク。
まともな音が出ている個体など皆無に近い。

これはGベロに限ったことではない。
オクの全てのリボンマイクに言えることだ。

昔、アホな機材おたくのレコーディングエンジニア(一線で活躍中のプロ)に尋ねられたことがある。

「そのマイク、オリジナルのリボンですか?」

はっきり言おう。

この質問をするエンジニアは機材のことを何も知らない。
ただのウンチク垂れ流しのくそオタクだ。

オリジナル状態のままのリボンマイクとリボンを交換されて完全に調整されたリボンマイク、どちらか選ぶとすれば間違いなく後者だ。

リボンマイクで最も重要なことはリボンが完全であること、これに尽きる。

全く手入れされていないオクのリボンがまともなわけがない。


オクで東芝Gベロを買ってはいけない!