声が聞こえる


暑い 身体が暑い


太陽の真下 砂漠の真ん中に私はいる


辺りに日陰は無い


遠くの方から水の音が聞こえた


重い足を引きづりながら足跡を残していく


水が欲しいと全身の細胞が訴えている


目の前が揺らぐ


身体は今にも倒れそうだ


暑い


誰か水をくれ


のどはカラカラだ


砂丘の向こうから水の音がする


登れ こっちへ来い


無意識のままに歩みをすすめる


ザッ..... ザッ..... ザッ......


あと少しだ


あともう1歩 力をふりしぼる


ついに砂丘を越えた


目の前のものを見た


そこには洋洋たる生命と笑顔の死神がいた