『さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~』
夜9時から10時半まで放送されたドラマを観ました。
写真は、実際に残っているアルマの写真だそうです。
番組宣伝を観た時点で、これは観ようと思った作品で。
軍用犬として出征したアルマは満州へ行き、アルマを見つけ日本へ連れて帰るという約束を果たす為、飼い主も訓練士となって満州へ行く。
当時10万頭もの犬達が戦地へ駆り出されるも、兵隊の盾となり、爆弾を背負わされ、役に立たないと判断された犬達は見捨てられ、無事に日本へ帰ったという犬は1頭もいなかったという。
このような事実があった事を、私は知らなかった。
軍用犬という存在は知っていたけど、戦地でどのように扱われていたのか、具体的な事は知らなかった。
この作品を観ていて、一番私が辛かった場面は、日本では子ども達と無邪気に遊んでいたアルマが、戦地で初めて人を襲ったシーン。
襲撃命令を出した飼い主の元へ戻ってきたアルマは、口の周りを敵兵の血で真っ赤に染め上げ、そして真っ直ぐな目で飼い主を見上げているというその姿がもう…
言葉にならなかった。
戦争の犠牲となり、人間の道具とされた沢山の従順な犬達。
その小さな命は、日本の為に犠牲になったんじゃない。
信頼する人の思いに応える為、犠牲になった命なんだ。
目の前で何が起きているかも解らない犬達が、ただひたすらに忠実であったが為の結末。
悲惨すぎるよ、ほんと。
だけど全て現実に起こった事実なんだから、それを受け留める義務が私達にはある。
犠牲になっていい命なんて、この世に一つもない筈だから。
