突然の雷鳴
降り始めた雨が、アスファルトに水溜まりを作る
街灯の光を映す水面が、激しく波打つ
揺れる光
不安定な光
やがて雫は、白い塊へと形を変えた
黒いアスファルトが、みるみる白く覆われていく
移ろう季節に不釣り合いな雪
まるで最期の姿を焼きつけるかのようにぱっと降り頻り、そして静かに溶け込んでいった
眠っている人には、その存在すら気づかれる事のない闇夜の雪
朝になれば、影も形も残ってはいない刹那の白
その存在を目の当たりにできた今夜は、ほんの少し、元気になれた気がする
一瞬で消えてしまう雪が何の為に存在するのか…
そんな事を考えてしまう私には、その一瞬がとても貴重で、とても大切な意味を持つ瞬間に思えて仕方ないのです。
この寒さでまた、桜の蕾は縮こまっちゃっただろうな・・・