数日前、沈みゆく夕日を見ながらキリトを思い描いていたんです。
こんなに広い空をオレンジ色に染めてしまう夕日って、すげぇーなって…
素直にそう思えたんです。
こんなにも綺麗な色に染められる夕日が、とても頼もしく、心強い存在に思えて、自分の背中が軽くなった気がしました。
それから、久し振りにキリトの曲が聴きたくなり、以来、いつも聴いていたんです。
BGMとしてではなく、一曲一曲を確かめるように、噛み締めるように聴きました。
そして、ある曲を聴いている時、ふと思い出したんです。
『帰るべき場所に、私は帰らなければいけない。』
不安で眠れない夜もあった。
私の傍には、誰も居ないと感じた。
大切な人の事すら、忘れてしまった。
自分は間違っているのか…それすら考えられず、どうすればいいのか分からなかった。
こんな自分が情けなくて、誰にも顔向け出来なくて、不安はどんどん募るばかりだった。
何一つ、諦めてはいない。
何一つ、捨て去る気もない。
私が帰るべき場所は、初めから何一つ変わってはいなかった。
誰も知らない約束を、私は自分とも交わしていた。
迷いながらも、それでも言葉を綴り続けた。
誰も知らなくても、私の言葉を受け入れてくれる人が、大切な約束を温め続けてくれた。
遠くで感じていたあの場所に、私は帰ればいいんだ…帰ってもいいんだって、そう思えた。
許されないかも知れない…
この空白の時間は。
だけどそんな時間でも、ただひたすらに待ってくれる人がいた。
だからこそ私は、安心して『Twelve Moon』という場所を離れる事が出来たんだと思う。
“出口”と書かれた扉は、見る位置によっては、入口を意味する扉だったのかも知れない。
そこから外へ出るのか、戻って来るのかは、自分次第で決まるものなんだと思います。
私の『EXIT』は、大切な場所に繋がる扉でした。
キリトの「EXIT」を聴きながら、帰ろっかなって、ふと思った自分がいました。
やっと帰れそうです…あの場所に。