こうして真実の姿を明かすのは、見透かされるのが怖いから…
だから、自分を隠す事も誤魔化す事も出来ない。
本心を見抜かれる位なら、始めから本心を曝しておいた方が気が楽だから。
いつバレるか…
いつ見透かされるか…
そんな風にびくびく怯えるのが耐えられないだけ。
想いが伝わり、心を震わせている自分を素直に受け入れたい。
『ありがとう』
…心からそう思う自分を伝えたい。
だけど、素直になり切れない自分に阻まれる。
取り繕おうとする自分が顔を出す。
『甘えてはいけない』
頭の中に響く声。
なんだこの矛盾は…
蹴散らす事が全然出来ない。
─書き連なれた“偽善”