『黒と影』 | プロト・カルチャー

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ROUAGEベストより マクロスからではない

1月29日武道館公演同日発売された

NEW ALBUM『黒と影』




一先ず私は6000円の限定盤を

会場特典目当てで購入




コレはマグネットステッカー

選んでおいてなんですが

正直なんだか黒くてなんだかわからん

もう一種類のやつにしておけばよかったか…



もう一つの特典ポスター





翌日聴いてみた第一印象としては


このアルバムは過去の黒夢を

おちょくってるアルバムだと感じました


というのも


『A LULL IN THE RAIN』のイントロは

『SISTAR』を彷彿させるし


※ギターは『CORK SCREW』でも参加した田中`T’幸彦氏


『FREE LOVE、FREE SEX、FREE SPEECH』なんか

もろ『LIKE @ ANGEL』だし


ただそれは過去の黒夢にケンカを売るとか

オーディエンスに向けてのものではなく

自身にむけての遊び的なものにも受けとれる


でもまぁそれを抜きにしても

武道館のパンフのインタビューでも述べていた通り


ここ数年の清春が歌う作品においては

かなりキャッチ-でジャケのイメージ程

ダークなものではない


そういう意味での驚きというか

新鮮な感じのニュートラルなアルバムだと思う


異論はあると思うが

SADSの『LESSON2』よりハードで攻撃的に感じる


またクレジットでは清春、人時と

分かれているものの


どちらが作曲したものだという

ある種のクセがなく


いわば全作曲清春と言われれば納得し

騙されてしまうくらいの違和感のなさ


『Rock'n Roll GOD STAIR』『CALLING』は

人時らしいが清春だし


『BLACK HOLIDAY』は清春らしいが人時だし


二人のコンポーザーが初めて一つ

黒夢となったアルバムではなかろうか


これを聴いてしまうと

『HEADACHE~』がよそよそしいというか

清春ソロの延長線とも取れる



もし武道館での『ZERO』発言の意味を

判りかねているならば


このアルバムを聴くことで

その意図を幾らか感じる事が出来るだろう


つまりは音楽面では黒夢を捨てたわけでもなく

また囚われているわけでもなく


単純に肩の荷を下ろし

純粋に音楽に没頭できることを表現できた

もしくはそのレベルに到達したのだ



一つ書き残したことが…


『Rock'n Roll GOD STAIR』のAメロは

ソロの『devil』と酷似しているよな?…