JACK HAMMER | プロト・カルチャー

プロト・カルチャー

ROUAGEベストより マクロスからではない

何故こんな名前なのだろう?

と思わずにはいられない


天下のMarshallから出している

エフェクター JH-1


プロト・カルチャー


バーゲン特価で2980円


新品同様の状態と箱・取説付

もしかしたら試奏用なのかも…


機材は毎度おなじみ

EDWARDSのレスポールとFender Frontman 15R



音譜



本題に入る前に名機と呼ばれている

旧ガバナーとの比較なんですが


ガバナーは古臭さというか

ヴィンテージ臭とモダンをうまくミックスさせた

すごく心地よい歪みに対し


JHはバリバリのモダンで

宣伝通り大型スタックの歪みをそのまんま

持ってきたようなハイゲインですね


こちらはODとDISTの2モードの

切り替えができるのですが


おおよそ大半の評価としては

このDISTは抜けが悪い…との評価です


なので私の友人なんかは

もっぱらODの方を多用しているみたいですが


私の個人的な意見としては

このヌケの悪いDISTモードこそ

このエフェクターの真骨頂だと思います


このDISTはまんまMarshall JCM1200の分厚くぶっとい

音圧をそのまま表現しており


輪郭もなく高音が出ない、これこそTHE Marshallだと

何年か前に試奏して思いました


ただ世間様ではそれが不評みたい…



だがしかしビックリマークそれはあくまでセッティングが悪いだけで

実を言うと抜けが良くモダンなセッティングも可能なのです


その鍵を握るのはFREQとCONTOUR


このツマミをうまく使いこなせれば

ハイゲイン系としては上位に入る

クオリティーになる事でしょう


そのセッティングとは

FREQ 4 CONTOUR 7を

基調として微調整をし


TREBLE 7 BASSを3以下の任意で

これも微調整をしていけば

重低音であるもののヌケの良い音になるはず


これでもまだヌケが良くないと思う人は

そもそも使うんじゃないと言いたいですね



ただ、このJHの一番の難点は

DISTで造った音≠ODでもイイ音にはならない点である


つまりはDISTでセッティングしたEQは

ODではカリカリになり、ほぼ使い物にならず


ODでセッティングしたEQは

DISTではブーミーになり全く使い物にはならない


むしろODに関してはフロントに切り替えて

その雰囲気を出した方がよっぽと使えます



たぶん、ここいらが不人気というか

使い勝手が悪い点かなと…


でも、それぞれのモードで

適切なセッティングをすれば

最高にゴキゲンなドライブサウンドであることは

間違いないと思います


ちなみにODモードは

こちらも割とハードというか

BOSSのディストーションクラス以上に歪んで


DISTとは正反対のカラッとした

正統派ディストーションでガバナーとは違い

これはこれでモダンな歪みです


まぁDISTはダークな重低音向けってとこで


後、GAINは中途半端にするくらいなら

全開でイケッて感じですね



私、結構この手のモノは大好きです



評価:★★★★