近所のウェアハウスが業務委託みたいな形で
GEO(ゲオ)になった
当然会員証も切り替わるわけで…
割引券くれるらしいので切替に出向いた
ちょうど旧作50円セールだったので
ふと目に付いた洋画を借りてみた
- North Country/Sony
- ¥663
- Amazon.co.jp
邦画タイトルだと『スタンド・アップ』
特に内容を気にせず手に取ってみたのだが
観てみるとこれまた、ヘヴィーな内容でした
簡単にいうと80年代後半のセクハラを取り上げた映画でして
この年代では、女性が声を挙げて告訴するというのは
かなり例を見ないセンセーショナルな出来事だったのだ
ざっくりネタバレ的な内容を書くと
子供の為、自立しようとシングルマザーの主人公は
普通男しか働かない鉱山へ就職
そこで待ち受けていたものは
卑猥な落書きの中傷なんてものは序の口で
弁当箱にアレを入れられたり
ロッカーにはアレをぶっかけられたり
仕舞いには簡易トイレに入ったら
揺らされ倒されるは
今世間を賑わすイジメレベル並みの酷さですね
当然、上層部に文句を言っても相手にされず
同僚女性達も自分達の嫌がらせが酷くなるので
見て見ぬ振りどころか余計な事すんなよ扱い
さらにご近所さんには「うちの旦那とらないでよ」と
あらぬ因縁をふっかけられ子供がグレそうになる始末…
もう踏んだり蹴ったり
日本のイジメを集約したかのような展開でした
告訴しても一人では被害妄想扱いで負けが確定
それでもこの問題に立ち向かうべく
そう「スタンド・アップ」立ち上がったのです
これ以上は内容には触れませんが
単純にセクハラや女性差別だけが
この作品のテーマではなく
いろいろなモノを取り戻していく過程というか
絆の再生というのがミソのような気がします
これは事実を基にしたノンフィクションですが
結局裁判で女性有利な和解になるまで
10数年を要してます
女性達が今の平等な権利を勝ち得るのに
大変な労力と時間がかかる時代背景だったんですね
ん~~~いろいろ考えさせられますが
一つ言える事は
男性・女性関係なく、驕ってはいけないなと思う
男性は横暴や暴力を振るってはいけないし
女性も権利を勝ち得たからといって
傲慢さや権威を振りかざしてはならない
もし、どちらかが行き過ぎれば
昔の男尊女卑になるか、女尊男卑になり歴史の繰り返しなるかだ
つまり紳士淑女、レディース&ジェントルマンたれですな
何気なく手に取ったわりには
アタリなイイ映画でした
ただ…ディレクターカット集を見ると
なんでカットしたの?と思う重要場面が多いと思う
逆にわかりづらい場面が多くなった気がする