※この記事は一週間程度でアメ限記事になります
旅行の初日
今回一番印象に残った場所
そこは開田国道沿いにある
ひっそりとしたお店です
店内までの道のりはそこそこありますが(50mくらい)
その道のりが期待とこの雰囲気を楽しむエッセンスかと思います
途中、えらく伸びた枝に掛かっていた注意書き
こうゆう計らい、嫌いじゃありません
これも趣きのある廊下、凄くイイです
着きました 時香忘
最初読み方はわかりませんでしたが 『じこぼう』と読みます
店内は蕎麦屋特有の和風な内装ではなく
イタリアンかフレンチ近い感じです
お膳
そんな内装とは真逆な木曽のものを使った食器
それが逆にマッチングしています
箸は先1/3だけ丸処理しているこだわりよう
メインの蕎麦が出来るまで箸休め?としての
蕎麦掻、初めて食べます
味としては素材自体無味で粗塩がないと
ですが
すごくもっちりしていています
ベーコンのスモーク
これはイタリアンな感じです
そして、おまちかねのメイン
その前に新しいお箸を渡される
「ベーコンの油がついているとお蕎麦の風味を邪魔するので」
と、ここまで気を配る心遣い、凄いです
ホントにここは蕎麦屋かと思いますね
蕎麦 大盛りで1700円あたり
他にもおろしやイカスミ蕎麦という変わり種があり
非常に興味がありましたが、おススメということでこれに
(しかし、親も同じものだから挑戦してみてもよかった)
イカスミ蕎麦があるあたり、もしかしたらシェフは
元イタリア料理人だったかもしれませんね
これは食べた後聞いた話ですが
小麦粉等の一般的なつなぎは使用しておらず
おやまぼくち(雄山火口)という希少な山菜でつないでいます
その収穫量は年々少なっており
他のブログ様の記事でも幻と記載される所以でしょう
ワサビは生のモノを自分でおろすタイプ
ここで初めて本わさびを食べた人は驚くでしょうが
元来、日本の本わさびというのは
それほど辛くなくツ~ンともきません
清々しい清涼な風味が残るのが日本の本わさびです
多分、大多数の人が食べているチューブのヤツや
そこらの店先で出すワサビは西洋わさびや辛子が
混合しているので涙が出るほどツ~ンと来るのです
さて、お蕎麦の感想ですが
母は薬膳料理だと評しております
この表現はまさにピッタリという気がします
というのも、これを食べた後は
出される料理が不味く感じる事がしばしばです
特にこの後食べた蕎麦 はなんとも不味く感じました
舌の味覚が180度変わりましたね
着色料や添加物が含まれているモノは
劇的に敏感になり、不味く感じます
幸い、道中はその手の食材は少なく
助かったと言えば助かりましたが
家に帰り通常の食生活に戻ると
舌が渇くような症状になり、やや困ってます
この後のホテルの食事もいつもよりかは
お腹に入らず腹持ちがイイ気がしますね
話はやや横道に逸れましたが
そこらの蕎麦とつゆのマッチングを
味わうというのではなく
美味しい蕎麦というよりか
蕎麦自体を楽しむという味です
つまりは蕎麦の味が強いという事
不思議とつゆが蕎麦の邪魔を全くしません
まさにこの希少な蕎麦を生かすために
試行錯誤されたものだと思います
これを食べてみると他店の蕎麦は
半分そばつゆを楽しむモノなのかもしません
どうでもイイことかもしれませんが
蕎麦は凸凹状なのが特徴的で
形がイビツなのではなく
そば粉の固まりが付着している感じで
栄養面でより、濃縮された蕎麦の成分を
摂取できるかと思います
さらにトドメのそばゆ
『これを出さない蕎麦屋は蕎麦を出すな』
という名言を広めたいという私ですが
いままで飲んだそばゆの中でダントツで
濃厚すぎます、ドロリドロリです
思わずおかわりを頼みたくなりましたが
恥ずかしさが勝り、泣く泣く断念
いや~まさに蕎麦尽くし
長々と語らしていただきまして
ここまで見た方、ご清聴感謝
最後に(長くなるけど)
ここは蕎麦自体の味やこだわりも凄いけど
それを最大限に生かしているのは
心配りや雰囲気づくりです
如何に蕎麦が美味しくても
騒がしいSAの様な所で食べたら味が半減するだろうしね
(飲み屋・焼肉等騒がしい所の方が美味しい場合もあるが)
会計後に出されるサービスの
木曽の天然水もその表れ
ここお店は蕎麦云々よりも
お客に対してのおもてなしを大事にしている
それありきで成り立っている気がしますね
御馳走様でした
ちなみ他のブログでは賛美されていない一品
ここのそば茶はかなり絶品です
3杯ちかくお替りして茶葉も買ってしまった(笑)
おまけ
これだけのモノですから待つ人もいるんでしょうね









