『勝ち負け』について考えてみた | プロト・カルチャー

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ROUAGEベストより マクロスからではない

『勝つ・勝利』とは一体なんなんだろうか?

もしくは何をもって『勝った』なのだろう?



例えば…

戦いで両軍戦力を最大100とした場合

Aがその時の勝利者です



パターン1


A098 : B000


これはBが完敗というケース



パターン2


A005 : B000


一応、Aの勝ちではありますが

自軍の戦力は残っていません

ここまで被害があると

果たして、勝利といえるのか疑問です



パターン3


A003 : B080


これについての補足は

Bが途中退却してAの勝利というケースです



ただこれらのケースに条件・戦略が加わると

まったく別物になってきます



パターン1について

完敗は完敗ですが



もしBの戦力が最初から10~20の場合はどうでしょう

単純戦力が無かったと考えられますが

陽動とも考えれます


この主力部隊を誘い込み

本陣・大将を襲撃すれば逆転です



パターン3について

このままいけばBの勝利が確定です


途中で退却したのが

本陣・大将が倒されていない場合は

外交交渉を有利に進めようとしているケースかもしれません


Aの戦力ではもう戦えません

まだ余力がBに再度進行されれば

ひとたまりもありません


Bの狙いは交渉を有利に進めることかも

例えば、金の採掘権とか道の通行権など

まぁ勝って占領すれば自分のものだろというのもありますが

それは割愛で(笑)



別の狙いがあっての負けは負けではなく勝利の布石であり

本来の目的を達成してこそ勝利なのであります



つまりこれが『戦略』なのであります



『戦術』では『戦略』を覆せない という名言がありますが



端的・単発の極所勝利では効果が無いという事です

『戦略』があって初めて『戦術』が生き

『戦略』を達成する為に『戦術』が存在するのです



なので、『勝利』というのは

いかにその人の思惑通り事が進んだか

だけなのかも知れません



得てすれば

各国の政治や外交、報道の意図というのは


最終的に誰が特するかを考えれば


黒幕というのが見えてくるものなのです



報道に関しても


誰が得をする報道なのかを考えると


面白い見方ができるやもしれません