赤い眼をした象がいたんだ。
僕の大好きな象。
いつもそばにいてくれて、いつでも太陽みたいに明るくて温かくて優しくて。
とっても大きな心を持った象。
その象が、今日は赤い眼をしていたんだ。
涙を浮かべていた。
そんな風に僕が見間違えただけかもしれないけど。
僕はいつものように、くだらない話をしてあげることしか出来なかったよ。
面白くもないけど、少しでもひとりじゃないよってことを伝えたかったんだ。
僕の出来ることなんて限られているけれど。
ひとりで悲しんでいるのを、助けることならできる。
ひとりじゃないから、大丈夫だよって、何とかして伝えたい。
うまく話すこともできないけど、声をかけてあげることはできる。
いつもでしゃばってばっかりでゴメンよ。
こんな面倒くさいやつでゴメンよー。
赤い眼をした象が、明日は青く透き通った眼の。
いつもの象に戻ってるのを祈ってるよ。
おやすみエレファント。