なんだかイライラする


満たされてるはずなのに

無い物ねだり
これからまた再び堕ちる前の


一時の凪


味わっていればいい



そういうことでしょう?




いいよ


騙されてあげる


知らないふりしててあげる






そう長くは続かないこと


知ってるから




光はまた闇に呑まれること


知ってるから





奪うことで壊すつもりだね



私には明日なんてない


終わらせることもできない


運命の中放置される
Kは彼氏じゃなかった


自分には他に付き合ってる彼氏がいた


体格よくて優しいちょっと年上の人



その彼も好きだけど、元気で面白いKも好きだった。


何かあった時、すぐに駆け付けてくれるのはKで、

自分のこといつも想ってくれていた




悩んでいたけど自分の心は決まっていた
自分を殺すのか


自分に殺されるのか




あの日の自分には殺される感覚の方が近かった



自分の中の違う自分が夜な夜な現れては


首を締め付けられるような





今でもたまにふと現れそうになる



絶対に見せたくない自分
その存在が大きくなればなる程

嬉しくもあり辛くもなる



大きなあなたの前では

私はとても小さくなる



平気だったことも耐えられなくなる


長い間かけて得た強さは

ほんの短時間でなくなってしまった



何も感じない心だったらどんなに楽だろう