ニトロ治療を始めて乳頭が回復し始めた頃、
T先生が「うまくいけば入院中にティッシュ・エキスパンダーに水を足せるかも...。」と言ってくれた。
早く健側と大きさを揃えたい!と訴えてきたので、その言葉はとても嬉しかった♪
でも...、
手術直後「傷に負担がかかるから、そんな直ぐに大きくできない。」とも言っていたので実際のところどうなるかはよく分からない...。
それにまだドレーンも抜いてもらえる気配もない私にエキスパンダーの水足しなど、まだまだ無縁の話なのでしょう...。
そう思っていた、手術後7日目の朝。
T先生が猛スピードで現れ、
「準備していて下さい!」と言って、病室にある椅子に座った。
急な事で、何をする為のどんな準備をするのか聞くと、
「あなたは座っててくれればいい!」と、
先生が病室に来た時点で私はもうベッド淵に座っていたので、このオーダーについては既にクリアしているのだけども...。
そして続けて、「水を入れるから!」のお言葉!
おぉ〜!予想外のティッシュ・ エキスパンダーに水足し宣言!
ナイスサプライズです!
ただ...、ニトロを剥がして一日しか経ってないし、私的にはまだ乳頭黒く見えるので心配と申しましたら、
「一時期ちょっとヤバいかなと思ったけど、その危機は脱して今は良好なので問題なく水足せる!」との事。
そんな訳でこの日、100ccのお水がエキスパンダーに追加されました!
既に250cc入っているので、これで私のお胸のお水は合計350ccになります。
磁石でポートの場所を確認し消毒後、針を刺す。
針は細いので、刺した針の傷が残る事はなさそう。
胸に感覚は無いので針が刺さっても痛くない。
でも、先生が持ってきた水足し用のシリンジの大きさと足される水の量を見ると、
これを入れたら胸の内部が押し広げられて絶対に痛いだろうな...と不安になった。
「お水は少しずつ入れるんでしょ?」
「一気に入れたら痛そうだね...。」
の私の言葉など完全無視で、
「いや、じやんじゃん入れてくよ〜!」
「痛くない!」
と言って、一気に水を足していくT先生。
実際のところ、結構なスピードでお水が入っていく割には痛みや違和感はさほど感じなかったです。
全ての水を入れ終わり、ポートに刺した針の跡に絆創膏を貼ると、
「これなら入院中にもう一回水足せそうだな、、、。」
そう呟き、T先生は凄いスピードで去っていきました。
今のは夢か?と思うほど、あまりに一瞬の出来事。
そして、この短い期間にもう一回水足しとな?
エキスパンダーへの水足しって、こんなに一気にするものなの?
なんか想像していたのと違う...。
そんなT先生のスピード感にイマイチ追いつけない私なのでありました〜。