形成で描いてもらった例の絵を握りしめ、乳腺外科の診察。
乳腺外科の先生に再建方法が決まった!と絵を見せ報告すると、それをチラッとだけ見て、
「あぁ...そう...。」ぐらいの返事しか返ってこなかった。...そんな記憶がある。
なんだかあまり納得できないといった雰囲気。
部分切除できると選択肢を与えておいて その反応は あんまりです...。
そして再建の話はそれっきりで、また何度も聞いた手術で行われる検査やリスクの話へと変わっていった。
こちらとしても整容性の優先順位が上なので、負けじと話を再建に戻す。
再建の話と言っても乳腺外科の先生は切除するのが専門なので、
ここで確認するのは、
乳がん手術で最初に切開する位置を決めるのは誰か?
そして実際に切開するのは誰か?
という事。
手術の際の乳腺外科と形成外科の役割分担を知りたかった。
私の希望は、切開の長さはなるべく短く、胸の付け根のラインピッタリに切って欲しい。
傷を見えない様にが大前提。
最初の切開は極めて重要な部分なんです!
再建した胸の形が綺麗でも、そこも綺麗にならなければ意味がないんで!
誰が切開位置を決めて、誰が切るかについての回答は、
乳腺外科。
つまりそれは今目の前にいる先生自身。
であれば、私の希望を約束したうえで乳がんの手術をして欲しい!とお願いしても、できると言ってくれない...。
勿論、私の希望通りの結果にはならない場合も ある事は承知しているんですけど、やる前から消極的なのは悲しい。
せめて頑張ってみるぐらいは言って欲しかった...。
位置決めだけは形成にやってもらえないのだろうか?
モヤモヤして、なんだか手術するのが嫌になってきた...。
この日の診察は、
先生は乳がんの治療に関心を示さず再建の事ばかり考えている私に手を焼き、
私は整容性の部分の不安を分かってもらえなくて苛立つ。
そんな平行線なやり取りでした。
形成で少し安心した気持ちが、あっという間に不安に変わるのでありました...。
あとがき
この時の私の胸への執着が凄過ぎて、乳腺の先生はやりづらかっただろうなぁ〜
逆に頑張るとか下手なことも言えなかったのかも...。
形成の先生曰く、
乳腺の先生はお医者様では珍しく、カルテの書き方が人間味が溢れてて優しいらしい
私のカルテにも優しい言葉が書かれてるとか。
カルテ上だけでなく、私本人にも優しくしてくれればいいのに〜!