整理番号を呼ばれて会場に入ってふと気付いたのがここが「ジャンプ展」や「ルーヴルNo.9」といった様々な展示会のプロローグフィルムを見た場所だという事。
並んでいた時は全く気が付かず自分が並ばされている場所が本当に「特別な場所」のような状態で意識しなかったのだと思う。
中央にはおそらく、30脚並んだパイプ椅子。
全ての椅子の上に「観覧席」という「紙」
その傍の壁際にも椅子がならび椅子の上には「関係者席」と書かれた「紙」「観覧席の後ろにはオープンスペースがありたくさんのプレスさんや関係者様が立って中央を見据えている。
先に6番7番で席に着いていた「moonq氏とバイヤー氏」がそれぞれトークショー主役のお二人の前にマンツーのポジション。
2人を覗き込むとまるでギャグ漫画のコテコテの「グッ!」みたいに親指を立てて満面の笑顔のバイヤー氏とノートとペンを持ってヒアリング速記準備OKのmoonq氏。
抽選前に「もう先生に逢えるならどこでもいい」と言いましたがあれは嘘でした。
羨ましい。
そして会場が暗転し先程受付にいらした方が司会者席前に立ちマイクを手に取った。
※下記はうる覚えとmoonq氏のライティングノートをもとに記述しています。多少イメージ補完含みます。
司会者
「えー本日はお忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。集英社〇〇事業部の〇〇と申します。すぐにでもトークショーの方を始めさせていただきたいのですが開演前にいくつかお願いがございます。事前にお伝えはしておりますが、、、以下略」
トークショーにおける注意事項等の説明が行われました。
司会者
「それでは先生方をお呼びしたいと思います。皆さん大きな拍手でお出迎えください。原哲夫先生、荒木飛呂彦先生です」
僕は恐らく人生でこれ以上、「泣きながら」「掌の毛細血管が切れてしまう程力強く」「1人の特定の方へ向けて」
「拍手」
という行為を行なった事はないでしょう。
感情の昂りは最高潮に達し意識が飛びそうになる自分を必死で堪えて荒木飛呂彦先生が入ってくるのをこの目で捉えました。
「荒木飛呂彦先生がそこにいた」
瞬きすらするのが勿体無く、涙を拭う為のハンカチさえ視界の邪魔と考え、涙をダダ漏れさせながら荒木飛呂彦先生のお姿を目に焼き付けるべくみつめました。
座る場所をお決めにならずスタートしたのか
原哲夫先生と荒木飛呂彦先生はお席を譲り合いなさっていました。
荒木飛呂彦先生はバイヤー氏の前に。
原哲夫先生はmoonq氏の前に。
■6番バイヤー氏
■7番moonq氏
■12番 僕。
■30番ワゴン師匠
鳴り止まない拍手の中お座りになられたあと周りを見渡して少しづつ拍手の音が静かになっていくのを待たれていました。常に微笑みを浮かべていました。
・・・夢の時間の始まりです。
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