こんにちはニコ
秋らしくなってきましたね。
こちらは飛び石連休のなか日。
旧お盆から12連休取る猛者もいるとか。
今年は秋台風がこぞって大陸の方に行った影響もあって、穏やかな秋を迎えています。
今日もブログから元気をもらってます。

リブログ致します。ありがとうございます。

本分より

敗者の想像力 (集英社新書) | 加藤 典洋

敗者でなければ生み出せない作品。

日本の作品が海外で多くの人に受け入れられているのは、

この「敗者の想像力」があるから、と著者。

<かくも従順に抵抗もせずに>戦後の占領を受け入れ、

今も敗戦国のまま対米従属状態は続いている日本

そんな立場だからこそ描けるものがあるのです。



著書の加藤氏はこう述べます。

<世界には不正がある。

しかし、いつどんな場合でもそれを覆し、

是正できるとは限らない。とはいえ、

だからといって何もできないわけではないし、

何をしても無駄だということでもないし、

何もしなくてもよいということでもない。

できないことがある、しかし、

その限られた条件の中でも人は成長できる

また「正しい」こと作り出すことができる>

 

それこそが「日本」という敗者が持つ力なのでしょう。

引用ここまで
以下所感

自分の人生の選択や、現状を嘆いたり、国のせいにすることは私の母や祖母がやってきたこと(お二方は日本が悪くて戦勝国は悪くないという考えの持ち主でした)。伴侶への不満や陰口も聞かされてきた。そんな時、何のために自分は産み落とされたのだろう、と暗澹たる気持ちになったものだ。親の言いなりのお見合い結婚だったとしても断る自由はあったでしょう。

先人のご苦労とは比較になりませんが、どうやって知恵を使って、危機を克服してきたか、そこに視点を持てば勇気と自信と希望が芽生えてくれるような気がします。
子供へはポジティブトークをしてあげようと思う。

敗者の持つ力、信じようと思います。

シリーズ全部観ました。
元気出ます。