東京オリンピック終わりましたね。
ホスト国の底力で、世界にコロナ禍を抜け出す唯一の明るい話題を充分提供してくれたと思います。
日本だったからこそ、最高級シェフを集めて日本中の高級食材で700種類に及ぶ料理をふるまい、選手村と競技場だけのロックダウン体制で一般市民を守る体制がとれたと思います。選手たちも日本で最善を尽くせて、感謝の言葉を送ってますね。
パラリンピックがまだ残ってますが、暑いさなか、下支えおつかれさまでした。


さて私は中高と陸上部だったので、他のどの競技より見入ってしまいます。
1500mの田中希実選手は8位入賞の快挙。
予選で転倒も、一位でゴールしたハッサン選手には度肝を抜かれました。

そして、何より楽しみにしていたのが男子4×100mですが、まさかの第一走から第二走でまさかのバトンミス。
これには相当ショックを受けて、競技時間23時頃だったのに、あり得ない、なんかおかしいと思ったので、ツイッターなど色々検索して、原因を探していたところ、どうも内側を走っていた100m覇者イタリアのジェイコブズの振る腕を避けるため一走多田君の重心がふらついて失速したためだと分析するツイートがあり、これかなと思いました。それが本当なら訴えられないのかと腹が立って、明け方4時頃まで寝られませんでした。

 

そして翌日、北京リレーで銀の第一走者だった塚原直貴さんがこんなことを番組で話したらしい。


そう、まさに私が競技の後疑っていたことと同じことを仰ってて、やはりそうだったかと。
ジェイコブズがスポーツマンシップの欠片もない輩に見えてくるような、残念な事件ですが、これ、当たってたら当然減速原因になるだけでなく、転倒の危険性さえあります。

その分かりやすい例が、これ

韓国版ユーチューブなので日本で見られるかな?もし見られなかったら、リオの4×100m女子予選での出来事を検索してみて下さい。

アメリカ第2走から3走へ渡るとき、外側のブラジル選手の手がアメリカ第2走選手の行く手を阻んでいるのが分かります。

場数をこなしているせいか、フェリックス選手は避けることもなく接触後、バトン渡らず明らかに妨害されたと分かるジェスチャーで誰の目にも異変が伝わって来る。

今はビデオ判定がいくらでもできるから、妨害されたとなるとアメリカは黙ってはいない。

ブラジル選手も無意識なのかわざとなのかわからないが、線をはみだして腕で妨害するのは姑息であってはならないこと。その悪事もビデオ判定でも巧妙なほど一瞬で、何度も確かめないとわからない。もしもフェリックス選手が避けようとしてよろけて失速しながらバトンパスしていたら、アメリカは順位を落とすだけでなく、この悪事も見過ごされていただろう。

それで、アメリカの訴えが通り、ブラジルは失格。アメリカがもう一度単独で走り、決勝進出。そして決勝で見事優勝した。

 

多田君、もしも腕で邪魔されていると分かったら、ぶつかって行ってたらこれ、ビデオ判定で一位イタリアは取り消しになってジェイコブズがあぶり出されていたのに、と思う。だってアスリートとしてあるまじき行為でしょ。後ろから来る選手を妨害するような走りは。もうね、サッカー選手に学んで、妨害された時どうやって大袈裟にぶっ飛んで転ぶかまで練習しておいた方がいい、とまで思ってしまう。


こういう時、日本のコーチ、監督陣は本当頼りないなと思う。多田君のツイッターにもあるように結構な人数でチームスタッフがついていたのにどうしてこういう事態に泣き寝入りしないといけないのかと。時速40キロで弾丸のように走り抜けて行くんだから、避けて遠回りしたらふらついて失速し、損するばかり。正々堂々とぶつかって相手の非を訴えれば良かったのにと思う。ほんと、輩への対応が甘く、舐められてるなと思う。

末續 慎吾さんの時もそうだったでしょ。パリの世界陸上で200mで前人未踏の優勝がかかっていたのに、決勝のスタートラインでフランス人審判にイチャモンつけられて集中力が削がれてしまった悪夢のような出来事。皆が皆ではないけど、手段を選ばない反則行為を外国人は平気でしてくるから。そうならないために、チームスタッフいるなら、審判にフランス語で言いがかりに対して返せるような人配置しておかないと。

残念でやるせない気持ちが残って、二度とこういうことが繰り返されないよう、リレースタッフには気を利かせてほしいと思う。
そうでないと選手が浮かばれない。

スポーツマンらしく誠実になんて、国内限定であって、国際試合には当てはまらない。