【1年で】去年の600と今年の600【どう変わった?】 | 今日も○○(マルマル)な自転車生活

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ARGON18 KRYPTONでロングライドやらポタリングやら。
基本的に山はのんびり登ります。

「ロードバイクに乗っています」と一口に言ってもレースだったり

ロングライドだったりグラベルだったりと乗り手の「志向」に

よってフレームやコンポーネントの選択や、各部パーツの

チョイスは随分違うものです。

 

私の場合、2016シーズンから本格的にブルベを始めたことで

当然ながら「ブルベ志向」とでも言うべきパーツチョイスが続いています。

これは2016シーズンを走ってみてどうしたら次の時により楽に走れるか、

痛みが減らせるか、疲れにくく出来るか、回復しやすくなるか

といった事柄を考えたときの選択です。

 

先日走った二度目の600kmブルベでは昨年とどのような変化があったのか

ご紹介してみます。

 

【2016BRM1028で出てきた問題点】

人生初の600km走終了時に出てきた問題はこちら

【サイコンどうしよう問題】

【コンポどうしよう問題】

【サドルどうしよう問題】

【荷物の積み方どうしよう問題】

【手のしびれどうしよう問題】

この他にもいくつかありますが大きなものは以上6点

順を追って見ていきます。

【サイコンどうしよう問題】

【2016】

数年前までは紙ベースのキューシートをいかにわかりやすく

工夫して持っていくかがランドヌールの腕の見せ所でしたが、

最近はルート案内をしてくれるサイコンが登場してブルベ参加への

ハードルが下がっている気がします。私も下がったハードルのおかげで

ブルベを楽しめるようになった一人。

 

私の場合、GARMIN Edge500でブルベに初参加、その後Edge520に

更新、予備機としてOregon600装備となってきました。

Edgeは事前にコースを入れておけば案内はしてくれますがナビ機能は

無し。加えて山道などではルートが実際の道路とずれてしまうことが度々

あり初めてのルートでは不安を覚えることも度々。

マップも初期状態では入っていません。

そこでGARMINのOregon600を導入しました。

 

Oregonはもともと山歩き用のGPSなのでちょっと重量が重いのと、

単三電池を2本使いながら稼働時間が短いという欠点がありました。

ルートを見失うことはほぼ無いので、Edgeでコース見失う→Oregon起動

→Edgeコースに復帰→Oregonシャットダウンという運用をしてきました。

【2017】

Oregonの稼働時間に不安を覚え、さらにどうせならGARMIN社製では無い

GPSサイコンで良いものが無いかと思っていた矢先「これは!」と思えるものが

出てきました。それがWahooElementsBOLT

(奥の青いUSBカバーがBOLT 手前はEdge520)

調べてみると固定ローラー台などで自転車業界に参入したWahoo社が発売した

GPSサイコンElements それを若干小型化したのがBOLTとのこと。

Twitterのフォロワーであるのもとsan(@nomotorado)さん関脇さん(@sekiwakepizza)が

Elementsを導入していたのでインプレなど見てみると高評価。

ブルベでの使用例があまり無いようなので人柱的な覚悟も決めて導入です。

 

コースを引くのは一般的なルートラボよりもRIDEwithGPSとの方相性がいいです。

スマホにElements用のアプリをインストール、これとRIDEwithGPSを連携させます。

そしてBOLTとスマホをBluetoothでペアリングして同期させておけば・・・

RIDEwithGPS上に引いたルートがBOLTに表示されます。

 

そしてRIDEwithGPS自体の使い勝手がいいのが望外の収穫でした。

英語版でしかも無料で使える機能は限定されていますが、ルートを引くと

キューシートを自動で生成(日本語で)、その後にポイントを加えるのも簡単。

 

実際にブルベで使ってみた様子は前回までの記事に書いてあり、

読むと散々な目に合わされたように感じますが、良かった点も多々あります。

 

  1. ボタンの操作性が良い
  2. バッテリーの持ちが良い(Edgeと比べて)
  3. キューシートの先が見られる
  4. 日本地図が入っている

1.についてはタッチパネルではないのですが、画面下にある3つのボタンで画面の切り替え

などを行います。マップ→勾配→現在値(スピードとか)→マップといった具合の切り替えが

出来ます。マップ画面で右側にある上下のボタンを押すと縮尺の切り替えができ、これは

本当に良かったです。

Edgeで縮尺の切り替えって面倒ですからね。

 

マップ

勾配

現在値

 

2.Edgeと比べての話ですが、木場公園をスタートした時に同時にスタート。

バックライトオフ、点灯15秒で同じ条件にしてみましたが、とある時点で比べてみると

Edgeの残量50%に対してBOLTの残量60%でした。

大した差がないとも見れますが、EdgeとBOLTで充電タイミングが被らないというのが大事な

気がします。

 

3.はEdgeでもBOLTでも交差点などをルートに引いていれば表示してくれます。

Edgeだとこんな感じ。

「R134」の先は表示してくれません(ひょっとして何か方法あるのか?)

もちろん進行していけば次々に表示は変わっていきます。

 

一方のBOLT

これで右側のボタンを押すと

このようにキューシートの先が表示されます。

こんなのどうでもいいと思われるかもしれませんが、「次のPCまでどれくらいだろ」

と頻繁に確認したがり、残りの距離が減っていくのが分かることでモチベーションを

維持している私には重要な機能です。

 

4.日本全国の地図が入っています。最新のEdge820やEdge1030でもカバーされるように

なったようですが価格帯が安いEdge520ではメモリーが少ないせいかカバーされていません。

取捨選択すれば外国の地図も入るので海外ブルベに出る人にも良いかも。

(海外ブルベのコースはほぼRIDEwithGPS でデータ化されているようです)

 

とはいえ残念な点もいくつかあります。

  1. GPSの精度が残念
  2. 付属のアタッチメントが残念
  3. 日本語が残念

1.についてはBRM1007の記事にも書きましたが、100km過ぎたぐらいから

コースアウト警告が頻発する印象です。うるさいからと思って放っておいたら

フリーズしました。

 

どうも細かいハンドルさばきによる東西南北の把握が苦手なようで、

ストップアンドゴーを繰り返す度にブレが蓄積されて100kmぐらいでコースアウトして

いるように感じました。

再起動すればGPS衛星を再補足して修正できますが、再起動時にアクティビティを

復元するのに結構時間がかかります。

再起動前のアクティビティを回復しなくてもいいやと割り切れれば、再起動も速いのですが

そうするとあとからログを取った時に再起動のタイミングでぶつ切りになってました。

 

2.について

BOLTを使い始めたときはこのようにステム上に設置してみましたが、視線の動きが

大きくなってしまうので

ハンドル前に変更。アタッチメントはステム上に設置したときも、

レックマウントに並べたときもBOLTに付属していた純正品です。

ところが充電しようと思うとハンドル前に付けたままでは

USBがハンドルと干渉してしまいさせません。

仕方ないので充電するときだけステム上に移動させて充電していました。

もうちょっとハンドル前への突き出し量があれば良いのですが。

 

ですがガタガタ道でもBOLTが脱落するようなことは無かったので保持力は充分

なのかなとも思えます。

 

3.についてはまあ、多くは申し上げませんwww

 

満足度★★★☆☆

かなり4に近い3。

今後のアップデートに期待。

 

思ったより文量が増えたのであとは次回