読み聞かせボランティア活動。今年中学に入学した息子の小1の頃から始め、7年目に入りました。


高学年の先生とは違い、昨年もでしたが低学年の先生の読み聞かせの日程依頼を見ると、頻度がかなり低い。

今年なんて7人もボランティアがいるのに、7回しかなくて。なので今回の読み聞かせが2年生の最初で最後になるようです。


さて。そんな大事な一回に選んだ絵本は。




これです。

我が家の図書コーナーから、娘がチョイスしてきました。


息子の6年の時に読もうかなと用意していたのですが、結局使わず。

ネットで調べたら、2年生くらいに回文を習う学校もあるようですし、2年生でもいけるかなと思って決めました。

回文関係は3冊持っているのですが、持っている中でこれが一番読み聞かせに向いていると思いました。


絵がね。

旭山動物園の飼育員を25年も続けていらしたというあべ弘士さんなのですが、



動物をとても素敵に描いてくださっているんです。

回文だけではなく、絵も魅力的な絵本です。



2年生は、「回文ってなーに?」から始まります。


ニコニコこの本読んだら、よくわかると思うよ


と言って、読み始めました。

子どもたちは真剣に聞いてくれました。

回文は上の写真にもあるように、太字でカラフルに書いてあるので、絵本を見ながらの聞き手はすぐに「これは回文だな!」とわかります。


「来て!すごい迷子すてき」


を、前から読んでも後ろから読んでも同じ文になることがわかると、子どもたちはみんな感心した様子でした。

たくさん回文が出てくるので、絵だけでなく、文字も一生懸命追ってくれていました。


この絵本は全てのページにQRコードがついているので、それをカメラで読み取るとプロのアナウンサーたちの朗読も聞くことができます。


なので、最後のページはそれを流しました。


ありがたいことに、みんな初めて触れる回文に興味を持ってくれたようです。


終わった後の感想では

「回文が何なのかよくわかった」

「最後の朗読のところがすごかった」

「この本はどこで買うの?」

「ぼく回文作った!」

などなど、前向きな言葉がたくさん出てくれて、嬉しかったです。


帰宅した娘に聞けば、その日はみんな回文作りに精を出してくれたようです。

娘も自分で作った回文を、早速私に教えてくれました。

日本語の言葉遊び。ぜひ家族で楽しんでくれたらいいなと思いました。