すごい偏食のにこちゃん。
地味に困っています。
なんというか、これに関しては共感してあげられないのです。
子どもウケするメニューなどは、特に
「これの何がダメなの?」
と、首を傾げるしかできません。
オエッとしているのをみると、本気でわからないです。
なので、ケチャップやソースがダメなのは知識として知っているから避けられますが、「避けなければならない料理」に応用が効かない。
食べられたものは出せるけれど、食べられるかもしれないものがわからないので、にこちゃんはいつも同じメニューになってしまいます。
身長は同学年では真ん中より上かな。
体型は痩せ型ですが、げっそりはしていない。
適度な感じです。
なので、何かしらで栄養を取っている。
偏食には、ざっくりわけると2種類あると言われました。
①こだわり
②感覚
です。
①だと、克服は可能なようですが、②は手強いとのこと。
にこちゃんは、多分②のように感じます。②が拗れて、①も混ざっている。(嫌な経験から、初めての料理は食べられないものに違いないという凝り固まった信念が形成されているようです)
なぜなら、幼かった頃から、この偏食は健在ですから。なんなら、最初に気がついたのは、離乳食のご飯です。
お粥食べない。
硬いご飯なら食べる。
ケチャップ味嫌い。
これらは、ほんの初期に、感じたもの。
でも食べるのが好きで、歩けるようになってから、ご飯になると喜んで走って来て、ご機嫌で食卓につき、一口食べて、嫌な顔。
お料理教室でも、出来上がったからと喜んでご飯を食べ始め、顔を背ける。
これは、明らかにこだわり以前ですよね。
先日、毎月通う心理の先生に相談して、上記のことが整理できました。
先生は
「②は正直難しいです。私たちが黒板を爪でこすって「キー」って音が嫌ですよね。そんな感覚だと聞いています。」
「偏食といえば、山本先生です。彼はあの歳になってもひどい偏食でしたが、あのように大きく成長し立派な人になりました」
「だから、食べられないものが出た時の対処法を教えてあげてください。周囲の人が不快に思わないように、上手に回避することができるように」
「給食は一口食べてみて、食べられるものを探すようにしてもらってください」
などなど、教えてくださいました。
ちなみに、山本先生とは、息子が幼い頃からお世話になった心理士の素晴らしい先生で、5年前に他界されました。
つまりは、娘の偏食は感覚的なものだろうから、
食べられるものを根気よく探しながら、食べられないものを周囲にうまく配慮しながら食べないですます方法を身につけることを目指す。食べられないものは、食べられるもので代替し、しっかり栄養をつける
といった方針でアプローチすると良いようです。
とりあえず、夕飯は今まで通り彼女が食べられるものを用意し、日々の給食で美味しかったものを毎日尋ねてチェックしようと思います。
そして最後に、「かつて偏食でした」というママ友に話を聞いたら、いまだに無理という人もいるけれど、
「中学生の時、友だちがものすごく美味しそうに食べているのを見たら、食べてみたくなった。食べてみたら、今までダメだったものが美味しく感じてきた。だから、今はなんでも美味しい」
と言っていました。
このケースは①のこだわりに該当したのかもしれないけれど、思春期での変化も期待しながら長い目で眺めていこうと思います。