少し前、空手の大会があった。

娘は組手は出なくて、形だけ出場。

息子は形と組手と、高学年の団体形に出場。(団体組手は大将の補欠)


他道場の開催する大会で、息子は一年生の頃から出場させてもらっている。

同じ流派らしいが、これほどまでに形の解釈が違うのかと、首を傾げるほどアウェイで。

息子が一年の時に出場したこの大会では、一回戦であっけなく負けた。

その時は、相手の子が結局そのトーナメントで優勝したわけだが。

対戦した時に相手より明らかに息子の方が良かったが、何故か一発で敗戦したという事実は、なかなか納得するのに時間がかかった。


それから5年。

息子は5年生の時に出場した世界大会で一緒に対戦したその道場の一つ年上の男の子たちと、そして私はその子たちの保護者と仲良くなった。

そこで話を聞くと、お母さんたちは

「外の大会(道場外の大会)に出ると、必ずすぐに負ける。何が悪いのか」

と、嘆いていた。

「どんなことが大切だと指導されている?」

と、質問された。


その後、どうやらそこの道場は元々所属していた会派から離れ、別の会派に入り、形の解釈も一般レベルに寄せてきている。(でも、やっぱり少し変)


コロナを挟み、やっと大会が行われるようになったのは、息子が5年の最後の春。

息子は5、6年上級クラスで、6年生に負けて準優勝で終わった。相変わらず変わった形をやっていたが、息子の出来もあまり良くなかったから、この結果は納得した。

この時優勝した6年生は、世界大会で仲良くなった子。


そういえば、一年生で負けた時、

「どの流派だろうが、違う形だろうが、誰もが納得する形をやれば優勝できる」

「出場者にぴーすけの名前を見た時に、相手にこいつが出るなら負けてしまうと思わせるくらいに成長しろ」

と、先生に言われた。


もう一つ習っている武道でも、完全アウェイな大会で、絶不調だったのもあったが、5年の時は全く評価されず、メダルを一つも取れなかった。

でも、息子の道場の師範の先生は、彼女の出場種目のほとんどで金メダルを取ってきた。

「誰もが納得する形」

なら、どんなにアウェイでも勝てることを、先生が証明した。

その大会に、今年6年生で出場した息子は、3種目出場し、金メダル、銀メダル、4位を獲得した。



先日、一年の時に初戦で敗退した大会で、息子はシードで出場し、優勝🥇できた。

しかも、決勝の対戦相手は、一年の時に一発で負けた相手だった。


団体形も優勝🥇


6年生の締めくくりに、良い結果となった。



一方、娘は。

今度遊園地でデートする相手に、決勝で負けました悲しい

なので、銀メダル🥈

旗判定を見て、呆然としている娘。

勝てると思っていてのだろう。前回の大会までは娘が勝っていたから。

でも、彼の体幹はすごい。

全くぶれない。どんどん上手くなる。

完敗です泣き笑い


にこちゃんよ。最初から金メダルは取れなくてもいいよ。

一つ一つ課題をクリアして、高めていけばいい。

娘はまだまだ始まったばかり。

頑張ろうね。